2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17202017
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
若尾 政希 Hitotsubashi University, 大学院・社会学研究科, 教授 (80210855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 冬彦 京都橘大学, 文学部, 教授 (70166883)
鈴木 俊幸 中央大学, 文学部, 教授 (00216417)
柏崎 順子 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20262389)
柳沢 昌紀 中京大学, 文学部, 教授 (60267896)
佐藤 貴裕 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (00196247)
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Keywords | 出版文化 / 書物 / 写本 / 社会変容 |
Research Abstract |
1.日本の出版文化を、A書物・出版と環境、B本屋・出版、C写本と刊本、D流通、E享受者・読者、F作者・思想家の6つ研究視角から捉えることの是非について、議論した。 2.本年度のフィールドワークは、武州・上州、九州北部、備後福山、房総等で実施し、資料の整理・掘り起こしを行った。 3.「書物・出版と社会変容」研究会を4月、6月、7月、10月、12月、1月、2月に開催して、研究交流を行った。牧野和夫「宋人張成所持宋刊大蔵経のゆくえ」、鈴木俊幸「学問と生活と-近世後期民衆の学芸世界」、山本英二「「農喩」と「慶安御触書」について」をはじめとして、14名が報告をし、中世〜近代の出版文化について、熱心な議論を行った。 4.一年の研究成果を取りまとめた雑誌『書物・出版と社会変容』第3号と第4号の二冊を印刷し、引野亨輔「近世真宗僧侶の集書と学問」、小川和也「天和の治」における将軍像と『牧民忠告諺解』」、松田泰代「『重訂解体新書』の出版に関する一つの考察」、湯川真人「近世後期庄内地域・名主佐藤家の書物ネットワークに関する一考察」、綱川歩美「史料紹介『盍徹論』」、大沼美雄「旗本那須家の幕末期蔵書目録」、西村浩子「愛媛県上浮穴郡久万高原町大川土居家所蔵の近現代書籍目録(一)(二)」、柏崎順子「一橋大学附属図書館所蔵『奎星帖』紹介」、杉岳志「書物のなかの彗星」、杉仁・岩坪充雄・工藤航平・久野俊彦・谷口眞子「書き物としての碑文-武州・上州の郷学碑・孝経碑・師匠碑、拓本と現地調査」、佐藤宏之「史料探訪 財団法人秋月郷土館」の論考・史料紹介・調査報告を収載した。
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