2006 Fiscal Year Annual Research Report
グローバリゼーション下のインドにおける国土空間構造の変動と国内周辺部問題
Project/Area Number |
17251009
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岡橋 秀典 広島大学, 大学院文学研究科, 教授 (00150540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日野 正輝 東北大学, 大学院理学研究科, 教授 (30156608)
MAHARAJAN Keshav-Lall 広島大学, 大学院国際協力研究科, 教授 (60229599)
由井 義通 広島大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80243525)
友澤 和夫 広島大学, 大学院文学研究科, 教授 (40227640)
荒木 一視 山口大学, 教育学部, 助教授 (80254663)
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Keywords | 人文地理学 / インド / グローバリゼーション / 国内周辺部 / 中心周辺構造 / 地域格差 / 地方都市 / 農村社会 |
Research Abstract |
18年度は,研究分担者により2〜3週間の現地調査を実施した。対象地域は、主にマディヤプラデーシュ州インドール市とその周辺であり、一部は、19年度の調査地域ウッタランチャル州や、この地域に隣接するネパール農村でも調査を行った。 1.国内における調査研究 広島大学において研究分担者全員による現地調査の事前打ち合わせのための研究集会を開催した。そのほか、インドにおける地域格差の動向を把握するため、アジア経済研究所等で資料・文献の収集を行った。 2.インドおよび隣国ネパールにおける調査研究 現地調査は、平成19年2月から3月にかけて実施した。滞在した地域は、デリー、インドール(マディヤ・プラデーシュ州)、ナイニタル(ウッタランチャル州)などである。デリーではインド側研究協力者との打ち合わせと資料の収集を行い、インドールでは各自のテーマに則して1996年の調査結果との比較によるこの10年間の変化の解明を意識して調査を行った。 現地調査による主な研究内容は下記の通りである。 (1)インドール郊外の大規模工業団地ピータンプルにおける自動車工業を中心とした工業の変化 (2)ピータンプル工業団地内の住宅団地における生活様式の変化 (3)ピータンプルに近接する農村・チラカーンの農家および農村の変化 (4)チラカーン村における農業の変化 (5)マディア・プラデーシュ州における都市の階層分化と企業の販売活動 (6)ネパール農村における近年の変容 以上のように、調査期間はやや短期間であったが、内陸の低開発地域の調査を終えることができた。これらの成果をふまえ、最終年度となる来年度は、山岳地域であるウッタランチャル州の調査を進めたい。
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Research Products
(6 results)