2006 Fiscal Year Annual Research Report
超高精細4K映像による脳基幹部活性化とその感性効果
Project/Area Number |
17300077
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
仁科 エミ 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (20260010)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 督雄 四日市大学, 環境情報学部, 教授 (80387927)
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Keywords | 4K映像 / ハイビジョン / 脳波α波 / 生理活性物質 / 超広帯域音響 |
Research Abstract |
この研究では、次世代デジタルシネマ規格として標準化が進められている4K映像(水平方向画素数約4000、垂直方向画素数約2000、800万画素クラスの精細度)と、視聴者との生理学的適合・不適合を評価することを目的とする。今年度は以下の研究を行った。 1.4K映像試料の高度化:(1)4K映像撮影システムを用いて昨年度制作したコンテンツについて、咋年度の評価実験の結果をふまえて、より的確に被験者の反応を把握できるよう改定を行った。 2.高密度映像音響情報が人間に及ぼす影響の脳波による検討:高度化した映像音響試料をもちいて、映像視聴中の被験者の脳波を脳波テレメータでの計測を行った。また、同一被験者をもちいて一対比較法による心理実験を行い、脳波分析結果と主観的反応との相関を検討した。 3.高密度映像音響情報が人間に及ぼす影の生理活性物質による検討:高度化した映像音響試料を試聴している前後の被験者の血液を採取し、その中に含まれる微量の生理活性物質(免疫活性、神経伝達物質)について分析を行った。 4.高密度映像音響情報が人間に及ぼす影の高次脳機能イメージングによる検討:fMRIなどの高次脳機能イメージング手法を導入し、4K映像視聴時に特異的に活性が変化する脳の部位があるかどうか、あるとすればそれはどこであるかを同定するための、予備的検討を行った。 5.結果の考察:以上の結果をもとに、映像の高密度化と生理反応との関係を検討した。4K映像呈示時の生理反応と映像非呈示時の生理反応との近似性が高いことが示唆された。
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Research Products
(1 results)