2005 Fiscal Year Annual Research Report
「アジア環境協力」の制度構築に向けた基本ビジョンと具体的システムに関する政策研究
Project/Area Number |
17310022
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
寺西 俊一 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (30134878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 文和 北海道大学, 公共政策大学院, 教授 (70113644)
伊達 規子 (大久保 規子) 大阪大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00261826)
高村 ゆかり 龍谷大学, 法学部, 助教授 (70303518)
相川 泰 鳥取環境大学, 環境情報学部, 専任講師 (90412155)
山下 英俊 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 専任講師 (50323449)
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Keywords | アジア / 環境協力 / 技術協力 / 環境行政 / 環境法 / 国際環境条約 / 国際資源リサイクル / 国際情報交換 |
Research Abstract |
平成17年度では、本申請研究おける基本テーマである「アジア環境協力」とその発展にとって不可欠な「制度構築」に向けた諸課題に関する共通の理解を深め、相互に確認することを目的として、研究代表者および各研究分担者の間での相互の意見交換と意思統一を図るためのインテンシブな打ち合わせ会合を実施した。また、それにもとづいて、本申請研究において焦点を当てている各論的な政策研究の分担関係を明確にしつつ、各メンバーがそれぞれの研究計画と研究方法に関する第一次の具体的プランの作成を行い、全体の調整を行った。さらに、今後の研究にとって必要な関係文献・資料・統計・データ等の収集リスト、現地調査やヒヤリング調査の対象や時期、アジア各国・地域での協力研究者や専門家のリスト・アップと整理、などの諸作業を進めた。そして、以上の基礎作業と平行して、平成17年(2005年)10月9日〜10日に開催された「第10回環境経済・政策学会」(於・早稲田大学)、同年11月3日〜6日に開催された「第7回アジア・太平洋NGO環境会議」(於・カトマンズ)、同じく同年11月25日〜27日に開催された「第3回日中韓環境被害救済および環境紛争処理に関する国際ワークショップ」(於・上海)等の機会を積極的に利用して、研究代表者、各研究分担者が中間的な研究発表を行い、また、それら学会、国際会議、国際ワークショップに参加していたアジア各国・地域の関係研究者や専門家との意見交換や情報交換などを積極的に行った。そして、以上を通じて、今後の「アジア環境協力」のための「制度構築」において重要となる基本ビジョンとして「アジア環境共同体」という新たな理念の意義を明らかにした。
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Research Products
(26 results)