2006 Fiscal Year Annual Research Report
「アジア環境協力」の制度構築に向けた基本ビジョンと具体的システムに関する政策研究
Project/Area Number |
17310022
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
寺西 俊一 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (30134878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 文和 北海道大学, 大学院公共政策学連携研究部, 教授 (70113644)
伊達 規子 (大久保 規子) 大阪大学, 大学院法学研究科, 教授 (00261826)
高村 ゆかり 龍谷大学, 法学部, 教授 (70303518)
相川 泰 鳥取環境大学, 環境情報学部, 助教授 (90412155)
山下 英俊 一橋大学, 大学院経済学研究科, 専任講師 (50323449)
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Keywords | アジア環境共同体 / 環境協力 / 技術協力 / 環境行政 / 環境法 / 国際環境条約 / 国際資源リサイクル / 国際情報交換 |
Research Abstract |
本申請研究の第二年度目にあたる平成18年度は、研究代表者(寺西)および各研究分担者(吉田、大久保、高村、相川、山下)のメンバー間で、とくに「アジア環境協力」の基本ビジョンに関する相互の意見交換をインテンシブに進めながら、各メンバーがそれぞれの研究計画と研究方法に関する第二年度目の具体的プランにもとづく研究を精力的に推進した。 また、それらの研究を踏まえ、平成18年の7月3日〜7月7日に開催された「第3回環境経済学世界大会」(於・京都国際会館)に積極的に参加するとともに、同大会のサイドイベントとして「アジアにおける循環型社会の形成と環境協力の課題」と題する国際ワークショップを企画・開催し、われわれの共同研究の中間的な成果を反映させた。とくに、この国際ワークショップでは、アジア各国(韓国、中国、台湾、インドネシア、タイ)からの関係専門家や研究者の招聘を行い、前述の「第3回環境経済学世界大会」の参加者も含めて、国際的な研究交流と意見交換を積極的に行うことができた。 さらに、平成18年9月17日〜19日に開催された「第11回持続可能な発展に関する欧州国際会議」(於・ポーランド)の機会を利用して、欧州における「環境協力」の実情に関する現地調査、および欧州の専門家や研究者との研究交流を行い、アジアにおける今後の「環境協力」のあり方を構想し検討していく上で、貴重な参考情報を得ることができた。これらを、続く最終年度である平成19年度における本申請研究の成果のとりまとめに反映させていく予定である。
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Research Products
(22 results)