2005 Fiscal Year Annual Research Report
健康影響評価のための都市大気ナノ環境微粒子のモニタリングと複合粒子汚染解析
Project/Area Number |
17310028
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
二瓶 好正 東京理科大学, 理工学部, 教授 (10011016)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野島 雅 東京理科大学, 総合研究機構, 助手 (50366449)
冨安 文武乃進 東京大学, 環境安全研究センター, 助手 (00359639)
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Keywords | ナノ環境微粒子 / 複合粒子汚染 / ディーゼル排気微粒子(DEP) / 粒別起源解析法 |
Research Abstract |
近年、ディーゼル排気微粒子(DEP)は癌やアレルギー疾患等のなどの健康影響が懸念されており、ディーゼル車にDPF(Diesel Particulate Filter)等を用いたDEPの削減対策が急がれている。しかしながら、DEPの多くの研究は粒子の質量濃度評価であり、粒子個々に着目した研究は少ない。そこで粒別起源解析法を適用し、DEP除去装置(反応器)を装着したディーゼル車におけるDEP個々の形状・組成などの詳細な情報を得ることを目的とした。 個数比率のピークは50〜100nmにあることから、この粒径範囲の粒子が最も多く存在している事が分かった。同様に、反応器後(プラズマOFF)と反応器後(プラズマON)を考察すると、反応器後(プラズマOFF)では50nm以下と50〜100nmの粒子の個数比率ははとんど並んでおり、さらに反応器後(プラズマON)では50nm以下の粒径がピークとなっていた。
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Research Products
(1 results)