2006 Fiscal Year Annual Research Report
日中戦争と中国人日本留学生の文学・芸術活動に関する総合的研究
Project/Area Number |
17320055
|
Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
小谷 一郎 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60136009)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野間 信幸 東洋大学, 文学部, 教授 (80246769)
下村 作次郎 天理大学, 国際文化学部, 教授 (20148670)
権 純哲 埼玉大学, 教養学部, 教授 (80253178)
絹川 浩敏 立命館大学, 経営学部, 助教授 (20288616)
杉浦 晋 埼玉大学, 教養学部, 助教授 (90235870)
|
Keywords | 中国人日本留学生 / 日中戦争 / 「大陸」からの留学生 / 「台湾」からの留学生 / 「満州国」からの留学生 / 文学・芸術活動 / 中国革命 / 植民地 |
Research Abstract |
1)関係資料の発掘、収集、整理とデータベース化 本研究にとって一次資料、関係資料の発掘、収集、整理は最も重要な作業の一つである。このため、我々は研究協力者の方々とも連携しながら、研究計画に基づき、日本国内にはない一次資料、関係資料の発掘、収集をマイクロフィルムのかたちで入手に努めてきた。本年度は、これらマイクロフィルムのかたちで入手した諸資料をPDF化することを中心とした。PDF化によって広範な研究者への資料提供が可能になり、また『1920-40年代中文稀覯雑誌目録(附著者別索引)』の続集刊行にも大きな利便を得ることが出来た。我々は今後もこうした資料整理とデータベース化を進め、その成果を公開する予定である。 2)研究者間のネットワーク化 我々は研究者間のネットワーク化を図るべく全メンバー、研究協力者に呼びかけた研究会を、今年度3回開催した。研究会には毎回メンバー以外の多くの方々が参加され盛況であった。我々はこれによって日中戦争と大陸、台湾、「満洲国」から来た中国人日本留学生の文学・芸術運動について、今後の研究発展に連なる新たな手掛かりを得ることができた。我々はこうした成果を土台に今後も本研究課題の進展に努めて行く所存である。
|
Research Products
(17 results)