2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17330109
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
好井 裕明 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (60191540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗岡 幹英 奈良女子大学, 文学部, 教授 (20145155)
山田 富秋 松山大学, 人文学部, 教授 (30166722)
蘭 由岐子 神戸市看護大学, 看護学部, 助教授 (50268827)
横田 恵子 神戸女学院大学, 文学部, 助教授 (50316022)
種田 博之 産業医科大学, 医学部, 講師 (80330976)
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Keywords | 薬害HIV問題 / 生活史 / 被害者 / 医療社会学 / 医師-患者関係 |
Research Abstract |
本年度は、研究実施計画にあるように、大阪HIV薬害訴訟原告団の理事やNPO法人「ネットワーク医療と人権」の協力を得ながら、各地域での患者会活動や訴訟活動などを中心的に担ってこられた被害当事者を中心として、聞き取り調査を実施した。のべの形でいうと、6月10日に栃木で1名、7月25日に栃木で1名、8月2日、8月12日、8月17日にそれぞれ大阪で1名、8月21日に神奈川で1名、8月22日に札幌で1名、9月14日に東京で1名、9月30日に神奈川で1名、10月29・30日に札幌で6名、12月8日に大阪で1名、12月11日に神奈川で1名、12月13日に神奈川で1名、2006年1月13日に福岡で1名、1月23日に仙台で1名、聞き取り調査を実施した。また3月13日に広島で1名、聞き取り調査を実施する予定である。 それぞれ、聞き取った内容に関しては、詳細な録音テープ起こしを行い、聞き取り対象者に返送し、プライバシー等の内容を点検してもらっている。データの修正作業が終了後、データを匿名化したうえで、聞き取り内容についての分析を行う予定である。 他にも、キーパーソン以外で聞き取りを実施できる地域はあるが、今年度はのべ人数として22名から聞き取りを行い、予定した計画は達成できている。 あと、7月と12月に聞き取り調査データの検討やさらなる調査進行を討議する研究合宿を行い、研究分担者間の調査進行状況の共有と、調査を進める中で新たに生じてきた課題などを議論した。 今年度の成果として、学会報告や論文などは特にないが、次年度に向けて、そのための作業は進めている。
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