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2006 Fiscal Year Annual Research Report

わが国におけるソーシャル・ケア・スタンダード構築のための日米英のモデル比較研究

Research Project

Project/Area Number 17330128
Research InstitutionJapan College of Social Work

Principal Investigator

大橋 謙策  日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (40060470)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 美貴子  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (90062140)
上野谷 加代子  同志社大学, 社会学部, 教授 (40123583)
福山 和女  ルーテル学院大学, 総合人間学部, 教授 (20257083)
對馬 節子  浦和大学, 総合福祉学部, 教授 (30364847)
本田 芳香  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80307123)
Keywordsソーシャル・ケア / 行動規範のスタンダード化 / チームアプローチ
Research Abstract

わが国におけるソーシャル・ケア・スタンダードの構築に向けて、今年度はソーシャル・ケア実践の評価枠組の検討を目的に実証調査を行なった。
1.スタンダードを実効化するためのシステムのあり方について、まず先駆的な英国の中でもウェールズで現地調査を行なった。1997年独自の議会が発足し、保健医療福祉の政策に関する権限が強化されており、議会、専門職団体、監査機関の緊密なパートナーシップが明確になった。
また岩手県遠野市での保健福祉職対象の聞き取り調査では、サービス提供機関・スタッフ、ケアマネジャー、在宅介護支援センター、地域包括支援センター、行政の緊密な関係性、及び課題共有の意識が明確になった。
2.保健医療分野のスタンダードを考察するために、看護専門職(認定看護師)対象の活動内容等に関する聞き取り調査を行なった。その結果、所属組織における活動内容及び場の拡大を通して専門性を深めていることが明らかになった。またそれを実効化するための組織サポート体制づくり及びケア継続のための組織化という課題が確認できた。
3.保健福祉職対象の聞き取り調査結果(米国マサチューセッツ州・ベルモント市、英国ウェールズ・ブリッジエンド市、長野県茅野市)について、サービス提供管理者及び従事者の専門的行動の意識化の側面から分析を行なった。
管理者はソーシャル・ケア従事者の専門的業務を保証するために、1)事業所の業務遂行 2)従事者の専門性に基づく業務の保証 3)従事者の業務行動の評価 4)従事者の技能向上促進 5)チームアプローチの促進 に関する責務を認識している。またソーシャル・ケア従事者は自らの専門性と組織の一員としての保証を得るために、1)事業所の一員としての業務遂行 2)専門性に基づく業務遂行 3)専門職としての業務評価 4)自己の技能向上促進 5)チームメンバーとしての業務遂行 に関する責務を認識していることが明確になった。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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