2008 Fiscal Year Final Research Report
Physics and engineering of electronic conduction in hydrogen-metal systems
Project/Area Number |
17360005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Applied materials science/Crystal engineering
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
SAKAI Masamichi Saitama University, 大学院・理工学研究科, 准教授 (40192588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田島 裕之 東京大学, 物性研究所, 准教授 (60207032)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
田島 裕之 東京大学, 物性研究所, 准教授 (60207032)
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Research Collaborator |
中村 修 , カシオ計算機(株)
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Project Period (FY) |
2005 – 2008
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Keywords | 水素 / 希土類元素 / 輸送係数 / ホール係数 / 比抵抗 / 両極性伝導 / 誘電関数 |
Research Abstract |
水素吸蔵能力の最も高い元素のひとつであるイットリウム(Y)に注目し, Y格子中への水素浸入の仕方が格子定数, 誘電関数, 電気抵抗率, ホール係数に及ぼす影響を調査した. 定比組成(YH_2)からの水素濃度変位は, i) 格子定数を殆ど変化させないが, 誘電関数すなわち電子構造に影響すること, ii) 残留抵抗の変動を通じてホール係数の変動を誘起すること, iii) このとき, 残留抵抗とホール係数との間に線形な相関が成立することが分かった. この相関の原因として, 正孔濃度≒電子濃度, 正孔移動度≒電子移動度という特性もつ両極性伝導機構を提案し, このモデルと磁気抵抗測定によって, YH_x(x≒2)のキャリヤの濃度と移動度を評価した.
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Research Products
(26 results)
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[Remarks] 酒井政道 金属格子中の水素原子配位ゆらぎと電気伝導機構埼玉大学総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書第6号(2008)pp.61-64.
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[Remarks] 酒井政道 金属格子中の水素配位モフォロジーの多様性にもとづく電子機能埼玉大学総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書第5号(2007)pp.99-101
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[Remarks] 酒井政道 水素と希土類金属による循環型材料開発, 埼経協ニュース334号, p.16(2006. pp.8-9)
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[Remarks] 酒井政道 水素と希土類金属を用いた循環型材料開発と電子物性評価埼玉大学総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書第3号(2005)pp.179-182.