2007 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア圏の経済発展に伴う廃棄物発生量の予測と適正な資源化・処理・処分技術の選択
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17360258
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| Research Institution | Okayama University |
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Principal Investigator |
藤原 健史 Okayama University, 大学院・環境学研究科, 教授 (90229071)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 譲 京都大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (90109033)
河瀬 玲奈 京都大学, 大学院・環境学研究科, 助教 (90378852)
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| Keywords | アジア / 廃棄物 / 発生量推計 / 発生量予測 / 処理技術データベース / マクロ経済モデル / 消費選好モデル / 適正処理 |
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| Research Abstract |
1)廃棄物の資源化・処理・処分に係わる技術データベースの構築(藤原、河瀬)
国内外の資源化、処理、処分技術に関する情報を整理し、廃棄物処理技術の選択に使えるようにデータベース化する作業を行うことを目的とした。技術情報とは、処理や資源化のプロセス情報、資源化物、残渣量、コストなどの情報とした。海外についての技術詳細については入手が困難であったため、日本の技術情報の蓄積を図った。マイクロソフトアクセス上で、廃棄物26種類について処理プロセスの投入と算出の数量データをデータベース化した。また処理フロー検索エンジンを開発し、廃棄物処分量や処理コスト、二酸化炭素排出量などの指標に関して発生させた処理フローを順序付けして出力できるようにした。
2)中国、台湾、韓国におけるごみの発生量推計と適正技術の検討(藤原、松岡)
これまで開発してきた家計消費をベースとした廃棄物排出量の推計モデルで、中国の都市レベルのモデル、台湾、韓国の国レベルのモデルを完成させ、10年先の排出量の推計を行った。まず中国においては、上海、北京、広州、杭州などの都市廃棄物排出量の推計モデルを作成しモデルの比較を行った。台湾、韓国についても、都市廃棄物種類ごとの排出量推計を行った。また、将来予測にはマクロ経済モデルを用いて将来の家計消費額を推計し、それに基づいて将来の廃棄物排出量予測を行った。産業廃棄物については、生産統計や10表を用いて将来の生産量を推計し、排出量原単位を用いて排出量を推計した。各国の廃棄物排出推計および現在の処理・処分状況を踏まえて、廃棄物の適正処理の在り方について検討した。
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