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2005 Fiscal Year Annual Research Report

定点観測による北海道農村住宅変容過程追跡と循環型集落環境システムに関する計画研究

Research Project

Project/Area Number 17360290
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

野口 孝博  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10113599)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西村 仲也  新潟大学, 工学部, 教授 (50180641)
月舘 敏栄  八戸工業大学, 工学部, 教授 (50124897)
住谷 浩  北海道工業大学, 工学部, 教授 (40048054)
森下 満  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10091513)
足達 健夫  専修大学北海道短期大学, 助教授 (00269193)
Keywords農村住宅 / 定点観測調査 / 変容過程 / 配置形態 / 住まい方 / 農作業の接点空間 / 二世帯型住宅
Research Abstract

本年は、北海道農村住宅の変容過程に関する初年度研究の実施に当たり、予備的調査、本調査及び調査資料に基づく分析作業を行った。予備調査は、過去50年間に4度の追跡を行っている全道7市町村の70数戸を対象にして2005年6月に実施した。前回の1990年調査において調査対象となった70数戸の農村住宅の内1割程度を除く他の農村住宅がほぼ残存していることが確認された。続いて2006年7月に残存農家住宅60数戸を対象にして住宅の外観、間取り、家族形態、住まい方、住環境、及び住宅・付属施設等の配置形態等に関するアンケート調査、ヒヤリング調査及び観察記録調査が行われた。
調査結果として明らかになったこととしては、以下の点がある。(1)住宅の更新状況として建替え事例は概して少ない。住宅の性能面ではおおむね高い水準のものが確保されている。(2)それにかわって増改築事例が多く、その主な理由は二世帯分離型の暮らし実現のためである。(3)二世帯分離型住宅としては、二棟型、離れ接続型、上下階分離型などが新しくあらわれている。(4)農作業との接点部分については、それほど大きな変化はないが、新しく付属建物内に着替え室やシャワー室、休憩室などを確保する傾向が見られる。(5)農家の経営規模は概して拡大傾向にあり、住宅の規模拡大、設備の近代化等もおおむね一段落して、農家の意識は住宅回りに向きつつある。すなわち住宅のまわりについて環境を整えようとする傾向が強まっている。
以上本年の調査、研究成果はおおむね予定通りのものが得られた。したがって次年度には当初の予定通り農村住宅の環境面に研究の焦点を当て、農村景観、農村集落に関する研究を行う予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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