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2005 Fiscal Year Annual Research Report

都市近郊の大学農場とその周辺の里山を活用した保全教育の展開

Research Project

Project/Area Number 17380027
Research InstitutionMeiji University

Principal Investigator

倉本 宣  明治大学, 農学部, 教授 (60287886)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 輿水 肇  明治大学, 農学部, 教授 (60012019)
加納 明彦  明治大学, 農学部, 助教授 (20257132)
多田 聡  明治大学, 法学部, 講師 (10276008)
Keywords保全教育 / 農場予定地 / アンケート / 里山 / 聞き取り調査 / 古老 / ワークショップ / 林床植生図
Research Abstract

川崎市麻生区黒川の明治大学農場予定地とその周辺で保全教育のプログラムの研究のための基盤をつくることを目的として、以下のことを行った。
1 保全生物学者の5つの基本合意について、考え方を整理するとともに、農学部の2、3、4年生にアンケートをとって、学年進行による考え方の変化を調査した。5つの基本合意のなかでは進化に対する捉え方に変化があった。
2 気象および動植物の調査については、農場予定地では調査を開始するとともに、周囲の里山では地権者からの了解を得て調査の準備がほぼ終ったところである。ただし、トウキョウダルマガエルなどのカエル類は黒川にはほとんど生育していないことが明らかになったのでカエルの研究については変更を計画している。
3 古老に対する聞き取り調査は実施し、特に雑木林の管理については取りまとめたところである。黒川では「雑木林」というのは、役に立たない木の林であり、コナラやクヌギは種名で呼ばれていた。聞き取り調査を行うために黒川町内会の協力を得たので、その後の調査が円滑に進むようになった。
4 エコアップワークショップ農学部2年生を対象に、黒川を訪れた後で、自然を呼び戻すにはどうしたらよいかのワークショップを行った。大学生の意見は抽象的なものが多かった。
5 その他 野外教育など関連する領域における保全教育の取り扱いについて検討した。また、農場建設の際に残される里山について保全教育の面から検討するため、農場予定地の林床植生図を作成した。
6 まとめ 今年度は、研究のための背景となる関連分野の抽出に加えて研究対象地である黒川の地域住民とのかかわりを持つことができた。今後はこれを基に、具体的なプログラムの検討を行いたい。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 都市近郊の大学農場とその周辺の里山を活用した保全教育の基盤づくり2006

    • Author(s)
      倉本宣
    • Journal Title

      第53回日本生態学会大会講演要旨集

      Pages: 300

  • [Journal Article] 保全生物学の5つの基本合意に対する大学生の意識2005

    • Author(s)
      倉本宣
    • Journal Title

      第36回日本緑化工学会大会研究交流発表会要旨集

      Pages: 21

  • [Journal Article] 大学農場予定地周辺の里山のエコアップに関する学生の意識2005

    • Author(s)
      倉本宣
    • Journal Title

      第36回日本緑化工学会大会研究交流発表会要旨集

      Pages: 22

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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