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2007 Fiscal Year Annual Research Report

リサイクル飼料の安全化技術の確立と広域流通・市場化推進のためのデータベース化研究

Research Project

Project/Area Number 17380162
Research InstitutionNational Agricultural Research Organization

Principal Investigator

永西 修  National Agricultural Research Organization, 畜産草地研究所・畜産温暖化研究チーム, チーム長 (20355069)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川島 知之  畜産草地研究所, 機能性飼料研究チーム, チーム長 (10355068)
甘利 雅拡  畜産草地研究所, 中小家畜飼養技術開発室, 主任研究員 (10414723)
吉田 宣夫  畜産草地研究所, 飼料調製給与研究チーム, 上席研究員 (80414689)
後藤 正和  三重大学, 生物資源学部, 教授 (20144230)
Keywordsリサイクル飼料 / 蛋白質 / 飼料成分 / 有効分解率
Research Abstract

反すう用家畜用飼料としてのリサイクル飼料の飼料特性を明らかにすることは、適正な飼料設計を行う上で重要である。特に乳牛の蛋白質給与システムのは第一胃内での蛋白質の溶解性・分解性を把握し、飼料設計に反映させることが必要となっている。しかし、リサイクル飼料についての第一胃内での蛋白質の動態を明らかにした報告はほとんどない。そこで、今年度はわが国での利用が考えられるリサイクル飼料を含む30種類の飼料について、飼料成分組成と第一胃内での蛋白質の溶解性・分解性を測定し、データベースを完成させた。その結果、第一胃内での蛋白質の溶解性や分解性は大きく異なり、溶解性蛋白質含量はサツマイモ皮、コーングラテンフィード,ビール酵母で高く、逆に米ヌカ、ビール粕,緑茶粕、ウーロン茶粕,赤キャベツ粕で低かった。また、非分解性蛋白質含量は麦茶粕、カカオ皮で高かった。有効分解率は,無洗米ヌカ(94.8%)が最も高く、次いでカボチャ(81.9%)、醤油粕(81.1%),コーングルテンフィード(81.1%)であった。逆にベニバナ粕(46.4%)やビール粕(44.4%)、ウーロン茶粕(48.9%)で低かった。赤アン粕や白アン粕の中性デタージェント繊維含量はいずれも70%越えた高繊維質飼料であるのに対し、麦茶粕、パン屑,米ヌカおよび無洗米ヌカのデンプン含量はいずれも20%を越えるデンプン質飼料であった。これらのデータベースは乳牛の飼養標準や標準飼料成分表の補足データとして利用可能である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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