2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17390151
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
井口 昭久 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20109763)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝又 義直 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30109326)
谷口 元 名古屋大学, 大学院工学研究科, 教授 (10115595)
大日方 五郎 名古屋大学, 先端技術共同研究センター, 教授 (50111315)
山下 哲郎 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00239972)
葛谷 雅文 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (10283441)
|
Keywords | 老年学 / 超高齢社会 / 高齢者 / 医工連携 / 福祉工学 / 支援機器 / 栄養 |
Research Abstract |
高齢者、および高齢社会に関する個別に蓄積された専門知識を有機的に結びつけ、その成果を来るべき超高齢社会全体が共有できる体制づくりに貢献する学際的研究拠点の基盤形成が本研究の目的である。本年度はその拠点形成を具体化するべく、名古屋大学内に発足が計画されているライフトピア研究機構(超高齢社会に対応した保健医療生活モデル、人材育成、知識の有機的集約、およびその技術応用のための研究・教育拠点)の中核として老年学の研究拠点の形成を目的とした活動を展開した。具体的には本年度計7回にわたる機構設立のための準備委員会(ライフトピア研究会)を開催し、関係する大学内部局の様々な意見を集約した。研究会における議論をもとに、機構の中核的役割を担う老年情報学講座の設立にむけて準備活動を展開した。これらの基盤整備活動以外に、従来より推進してきた高齢者の栄養、転倒、認知症にともなう問題行動等、高齢者にとって身近なテーマに関する研究を施行し、その成果を報告した。また拠点形成後の医工学連携を視野に、近未来の義肢装具を目指した高齢者の歩行解析、身体運動のモデリングに基づく支援機器の設計の可能性を検討した。2030年・2050年・2100年の人口推計を元に,福祉施設や医療施設の配置計画の妥当性について検討した。その結果、高齢者人口について,その割合が増加する期間(かつ人口減少は著しくはない2050年頃までの間)については,施設の利用圏域は縮小する傾向にあるが,その割合が一定となる期間(かつ人口減少が著しくなる2050〜2100年の間)には,利用圏域が広域化し,現状のままでのサービス提供システムでは,こうした変化への対応が難しいことを明らかにした。
|
Research Products
(26 results)