2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17390151
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
井口 昭久 名古屋大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20109763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 元 名古屋大学, 大学院工学研究科, 教授 (10115595)
大日方 五郎 名古屋大学, 先端技術共同研究センター, 教授 (50111315)
山下 哲郎 名古屋大学, 大学院工学研究科, 助教授 (00239972)
葛谷 雅文 名古屋大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (10283441)
鈴木 裕介 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助手 (90378167)
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Keywords | 老年学 / 建築環境・設備 / 福祉工学 / 社会系心理学 / 居宅高齢患者 / 施設サービス圏域 |
Research Abstract |
*老年学研究・情報拠点の構築 老年学研究拠点の基盤を形成することを目的に平成18年度に開設した老年情報学講座において、学内、他大学および民間企業との連携体制を確立し、研究者を対象とした研究会、市民を対象としたシンポジウム・講演会、多職種カンファランス、地域の介護職に向けた講演会、市民の声を聞くタウンミーティングを開催した。これと並行して、共同研究や公開講座等の事務局を兼ねた老年学情報センターを開設し、豊かな高齢社会のための学際拠点「名古屋大学ライフトピア構想」の中核として老年学研究・情報拠点の基盤を構築した。 *高齢者の栄養評価法の妥当性の検討および在宅高齢者の栄養指標と生活機能の関連に関する検討 地域在住要介護高齢者の栄養状態を調査し、栄養アセスメント法であるthe mini-nutritional assessmentの高齢者における信頼性、妥当性を検証し、要介護度が高いほど低栄養の出現率が高くなることを報告した。栄養状態が良好な日常生活動作障害を持つ高齢者では従来の栄養指標(血清アルブミン値/抹消リンパ球数)が必ずしも有効な低栄養指標とはならないことを報告した。 *人口動態変化にともなう施設サービス領域の変化および高齢者の居住療養環境に関する研究 今後の人口変動に伴う,施設のサービス領域の変化を,人口動態シミュレーションを用いて様々な施設種別の規模に基づく圏域構成から明らかにした。在宅を基本にした医療・福祉政策に基づく場合の住宅性能が,どのような姿であるべきか,そのニーズを居宅高齢患者の生活実態から明らかにした。 *高齢者・障害当事者の参画による街づくり体制の推進策 今年度改正施行された「あいち人に優しい街づくり条例」に準拠して、平成19年度の実施を予定している「当事者による助言機会」の実施体制・方法について、高齢者・障害当事者らと学識経験者、行政側の共同参画で検討を行った。
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Research Products
(22 results)