2007 Fiscal Year Annual Research Report
4次元声道モデルに基づいた鼻咽腔閉鎖機能診断、治療支援システムの開発
Project/Area Number |
17390543
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
片岡 竜太 Showa University, 歯学部, 講師 (20214322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 夕香里 昭和大学, 歯学部, 講師 (50260906)
今井 智子 北海道医療大学, 心理学部, 教授 (60260907)
木村 智江 昭和大学, 医学部, 助教 (00449084)
大久保 文雄 昭和大学, 医学部, 准教授 (30223762)
荒井 隆行 上智大学, 理工学部, 教授 (80266072)
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Keywords | 鼻咽腔閉鎖運動 / 4次元MRI / 声道モデル / 鼻咽腔閉鎖パターン |
Research Abstract |
【目的】同期サンプリング法(SyRchronized CutiiNliiis Method,SSM)を応用した高速シネ厭1を用いて健常成人の鼻咽腔閉鎖運動を再構築し3次元動画像を得る。健常者の鼻咽腔閉鎖運動を4次元的に把握し、4次元声道モデルを構築する。 【方法】対象は健常成人12名(男性5名、女性7名)である。MRI装置は島津-マルコーニMAGNEXECLIPSE 1.5T Power Drive 250を使用した。被験者はMRI装置内で仰臥位となり、外部トリガーの信号に合わせて128回検査音を繰り返し発話した。検査音は、音節/impee/とした。4D-MRIでの鼻咽腔閉鎖運動の観察、特に軟口蓋、咽頭側壁、咽頭後壁の動態を舌運動、口唇閉鎖などと関連付けて計測した。 【結果】鼻咽腔閉鎖様式は健常者においても被験者によって異なることが明らかとなった。Skolnickの分類に従うとcoronal pattern5例,circular pattern 6例,circular with passavant'sridge1例が認められた。安静時の鼻咽腔開存部の形態と鼻咽腔閉鎖パターンに関連が認められ、形態が扁平のものはcircularあるいはcircular with passavant'sridge、円形のものはcoronal patternであることが認められた。計測の結果左右径には明らかな差が認められなかったが、前後径ではcircularあるいはcircular with passavant'sridgeパターンでは平均8.5mm、coronal patternでは平均13.5mmと明らかな差を認めた。 【考察】これらの計測データを基に、声道モデルの作成を開始した。その詳細は音響学会誌に論文発表した。
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Research Products
(1 results)