2006 Fiscal Year Annual Research Report
諸外国における中等学校英語学力の到達度に関する調査研究
Project/Area Number |
17402046
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
松浦 伸和 広島大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (30229413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳瀬 陽介 広島大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (70239820)
小野 章 広島大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (20283228)
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Keywords | 英語学力 / アジア / テスト開発 / カリキュラム開発 / 評価基準 |
Research Abstract |
本年度の研究目的は、日本と似通った学習環境の中で英語教育を行い大きな成果を収めているアジア諸国(大韓民国、中華人民共和国、シンガポール)を対象に、評価方法やテスト問題を調査することであった。その調査のために、上記の3ヶ国を訪問して情報を収集した。 1)大韓民国の調査 ソウル大学を中心に情報収集した。英語力を伸ばすために、小学校へ英語教育を導入したところである。そこでの教育内容や教育方法、さらには教科書を入手した。また、それに伴って中等教育がどのように変化したかに関しても情報が得られた。 2)中華人民共和国 中国は数年前から国による英語力判定テストを実施して、国家レベルで英語学力を検定している。国立教育研究所を訪問して、学習指導要領で示されている具体的な到達目標やテスト手法、その開発のプロセスなどを調査した。また行政区学ごとに作成しているテストも入手できた。 3)シンガポール 教育省の関係部署で学力評価やカリキュラム開発に関する情報交換を行うのみ成らず、実際に学校を訪問して授業参観ならびに具体的な評価方法に関する情報交換を行った。 また、平成17年度に調査したイギリスならびフランスでの調査内容を学会で発表し、成果を公表した。その中の2編は論文となった。
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Research Products
(2 results)