2007 Fiscal Year Annual Research Report
諸外国における中等学校英語学力の到達度に関する調査研究
Project/Area Number |
17402046
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
松浦 伸和 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 教授 (30229413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳瀬 陽介 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (70239820)
小野 章 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (20283228)
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Keywords | 英語学力 / 学力評価 / 評価基準 / 海外調査 |
Research Abstract |
本年度は3年間の研究計画における最終年度であり、主として以下の2点を中心に研究を進めた。 1)アメリカ合衆国の調査 学力評価についてアメリカは、州ごとに実施状況は異なっているが、基本的な考え方は同一である。そこで、統一テストを実施している州のうちカリフォルニアとマサチューセッツを対象に実地調査を行った。理論的な側面からの情報収集も必要であることの認識から、カリフォルニアはUCLAやUCBを、マサチューセッツはマサチューセッツ大学を拠点に調査した。さらにマサチューセッツ大学では評価基準の設定方法に関する資料収集を行った。また、ACTFLなど国の政策に関与している機関を訪問して、学力評価やテスト開発に関する情報を集めた。その際、研究代表者、研究分担者に加えて、研究協力者として大学院生を調査に同行させ、資料収集や調査内容の整理、分析を行った。 2)日本における英語評価規準作成のプロセスの提示 過去3年間の各国における調査結果を詳細に検討して、わが国の英語教育の具体的な到達目標を設定するためのプロセス、テスト開発の手法や考え方などを分析した。 また、昨年度行ったアジアにおける調査結果について、本年度の学会で公表するとともに、現在、雑誌等に論文を投稿中である。さらに、本研究の全体的な研究成果を研究成果報告書として公刊した。
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Research Products
(3 results)