2005 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者身体機能向上の生理学・生化学的研究-運動および栄養療法の併用効果の検討
Project/Area Number |
17500474
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
高田 真吾 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (80379750)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
光延 文裕 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (10239288)
芦田 耕三 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70291474)
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Keywords | アレルギー・ぜんそく / 脂質 / 医療・福祉 / リハビリテーション / 食品 |
Research Abstract |
1.全身状態の悪化(ディコンディショニング)をきたした高齢者の生理学的及び生化学的特徴についての検討 全身状態の悪化を有する高齢者、健常ボランティアを対象に各種生理学的検査、血液検査を施行した。ディコンディショニングを有する高齢者において肺活量減少、1秒量減少、残気量増加、一酸化炭素拡散能低下、peak flow値低下など肺機能の悪化、総コレステロール上昇など脂質代謝の悪化を認めた。 2.生理学的・生化学的観点からみた高齢者のディコンディショニングに対する運動療法の改善効果についての検討 全身状態の悪化を有する高齢者を対象に、温水プール内での運動療法を施行した。運動療法前後で、肺活量増加、努力肺活量増加、1秒量増加など肺機能の改善、総コレステロール低下、low density lipoprotein低下など脂質代謝の改善、leukotriene B_4およびC_4産生能低下、eosinophil cationic protein産生能低下などを認めた。 3.生理学的・生化学的観点からみた高齢者のディコンディショニングに対する栄養療法の改善効果についての検討 全身状態の悪化を有する高齢者を対象に、栄養療法(n-3系多価不飽和脂肪酸強化食、分子鎖アミノ酸強化食、適切なカロリー摂取食)を施行した。栄養療法前後で、肺活量増加、努力肺活量増加、1秒量増加など肺機能の改善、総コレステロール低下、low density lipoprotein低下など脂質代謝の改善、leukotriene B_4およびC_4産生能低下、eosinophil cationic protein産生能低下などを認めた。 4.ディコンディショニング状態に対する運動療法と栄養療法の併用効果の作用機序についての検討 今後の検討課題とする。
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Research Products
(1 results)