2007 Fiscal Year Annual Research Report
九州・沖縄の「生活課題」「生活文化」にかかわる家庭科の授業研究
Project/Area Number |
17500508
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
桑畑 美沙子 Kumamoto University, 教育学部, 教授 (80040070)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮瀬 美津子 熊本大学, 教育学部, 准教授 (10219785)
久保 加津代 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (50214987)
福原 美江 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (50094082)
倉元 綾子 鹿児島県立短期大学, 生活科学科, 准教授 (20225254)
浅井 玲子 琉球大学, 教育学部, 准教授 (10325821)
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Keywords | 家庭科教育 / 地域 / 生活文化 / 生活課題 / 授業研究 / 九州・沖縄 / 子ども他の生活実態 / 生活主体 |
Research Abstract |
17・18年度で得られた成果を、日本家庭科教育学会第50回大会(2007年7月1日、東京、国立オリンピック記念青少年総合センター)で報告した。 7月末に研究会を熊大で開催し、3年間の研究を総括し、報告書の構成を検討した。学会での報告が基準1-5をクロス集計した量的な分析(下記の2章)と、基準3(下記の3章)についての質的な分析であったことから、基準4についての質的な分析(下記の4章)を領域ごとに行うことを決定した。さらに、地域の生活文化・生活課題を取り上げた授業展開案として、だこ汁とウインナーソーセージを教材とした例を提示することを決定した(下記の5章)。報告書の構成は下記のとおりである。 はじめに 1章 研究の目的と方法 2章 実践事例報告からみた家庭科授業の現状と課題 3章 学習者自身の生活課題に対する視点を中心に 4章 地域の「生活課題」を取り上げた実践事例の分析 1節 被服の実践、2節 食物の実践、3節 環境・住居の実践、4節 家庭経営・家族・保育・福祉の実践 5章 地域の生活文化・生活課題を学習者自身の生活現実と切り結んだ授業プラン 1節 だこ汁を教材として、遺産として地域に伝承されている食文化を中学生が学ぶ、2節 ウインナーソーセージを教材として、現在の食生活に見出される課題の解決をめざす地域の動きを高校生が学ぶ 6章 まとめと課題 研究申請の段階で計画していた授業研究に関しては研究期間中に実施できなかった。今後の課題と考えている。
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Research Products
(3 results)