2006 Fiscal Year Annual Research Report
音声及び画像データと加速度センサーのデータ統合による幼児の行動分析手法の研究
Project/Area Number |
17500672
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Research Institution | Tokiwakai Junior College |
Principal Investigator |
安谷屋 武人 常磐会短期大学, 幼児教育科, 教授(学科長) (20123599)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新谷 公朗 常磐会短期大学, 助教授 (30340871)
植田 明 常磐会短期大学, 教授 (10310715)
卜田 真一郎 常磐会短期大学, 講師 (20353021)
柳田 益造 同志社大学, 工学部, 教授 (00116120)
金田 重郎 同志社大学, 工学部, 教授 (90298703)
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Keywords | 幼児音楽 / センサー情報統合 / 教育支援 / マーカートラッキング / 行動分析 |
Research Abstract |
音楽は、子どもの発達の促進と密接な関係にあり、幼児教育では、重要な要素の一つである。幼児教育者養成校のカリキュラムにおいて、「幼児音楽教育の指導力を学生にいかに修得させるのか」という問題は大きな課題である。幼児教育では「上手くできること」は大きな目的ではない。子どもがリズムを楽しみ、リズムを体で感じられるようになることが主眼であり、幼児の生活・活動を支える基礎を形成している。しかし、初学者は、音楽活動における子どもの表現や身体活動を表面的な動きで判断してしまいがちである。前述したように、「上手くできる」ことは、大きな問題ではなく、むしろ内面的なもの、あるいは、質的なものが重要であり、それらを見抜くベテラン保育者の観察力を、初学者に身に付けさせる必要がある。このような観点から本研究では、音声・画像・加速度センサーのマルチメディアのセンサー情報統合技術を開発し、幼児がリズムを取る運動の中に含まれる、性格・熱意・成長などの質的情報を抽出可能とすることを目指す。抽出結果を保育者あるいは保育者養成コースの学生に提示することにより、幼児音楽指導のスキルアップを併せて試みる。 今年度は、幼児音楽教育(設定保育)の中で、タクト状のセンサー(発光ダイオード付き)を子どもに持たせ、伴奏音楽(ピアノ)に合わせてタクトを振ったり、体を動かしたりする動作を画像・加速度のセンサーメディアで追跡し、データの分析をおこなった。子ども達がどれだけ楽しんで音楽を演奏・歌唱しているか、あるいは、子ども一人ひとりが、どのように成長していっているかといった、幼児教育上の質的な情報を抽出する手法の検討をおこなった。 また、加速度・角速度センサーを用いて子どもの行動を分析する方法についても実験を進めている。加速度センサーを用いて採取したデータから子どもの行動特性を抽出する方法、精度の向上について検討を進めている。
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Research Products
(5 results)