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2005 Fiscal Year Annual Research Report

高度職業人(翻訳・通訳)の方法論に関する実践的研究

Research Project

Project/Area Number 17520370
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo University of Foreign Studies

Principal Investigator

鶴田 知佳子  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (40316782)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高島 英幸  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (40128434)
河路 由佳  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00272641)
石橋 可奈美  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70253250)
Keywordsリスニング / 通訳 / シャドーイング
Research Abstract

研究代表者が実際に放送で通訳にあたった事例、国連総会におけるアナン事務総長の講演会の一部をとりあげ、通訳をする上で学習者にとって以下の2点からの制約を検討した。
(1)英語理解の上での問題点
(2)通訳の際の問題点
具体的には、(1)をみるためにシャドーイング(聞こえてくる音声をそっくりそのまま繰り返す)、(2)同時通訳を学習者サンプル大学院生10名と学部生14名、合計24名に聞かせてテープにとり、書き起こして、どこが問題であるかを分析した。平行して英語のリスニングテストを実施した。
結果、
(1)英語理解に関して、なかでも英語が聞き取れているかについては、リスニングテストと相関が高いことがわかった。また語彙の知識は正確に単語が聞こえるかどうかに大きく関係している。日ごろ使う頻度の少ないなじみのない単語は共通して間違って聞こえる傾向がみてとれた。シャドーイングで品詞別にエラー数の少ない順位を調べたところで、興味深い結果がでたのはすでに通訳者として活動している大学院生が冠詞をシャドーイングのときに落とすことが多かったことである。冠詞は省いて聞いているという通訳者なりの効率追求の結果と思われる。
(2)通訳の能力について、20のキーワードを抽出し正確に訳出ができているかを調べた。結果は、英語のリスニングテストの順位に通訳の勉強をした経験年数を加味した順位とほぼ一致していた。学部生でリスニングテストで上位得点であったものがキーワード抽出による通訳能力チェックでは、リスニングテストでより下位である者より下回っていた例があるが、英語で聞き取りができたものを日本語に訳出する訓練を受けた効果がでることを示している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Overview of media interpreting in Japan2005

    • Author(s)
      Tsuruta, Chikako
    • Journal Title

      Proceedings of the XV II World Congress International Federation of Translators

      Pages: 162-163

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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