2006 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス・ネットワークを活用した事業創造に関する研究
Project/Area Number |
17530316
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
野口 宏 関西大学, 総合情報学部, 教授 (40208327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山名 年浩 関西大学, 総合情報学部, 教授 (90151745)
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Keywords | ユビキタス・ネットワーク / 中小企業 / 事業創造 / 起業 / ウェブ / インターネット / アーキテクチャ / 情報ネットワーク経済 |
Research Abstract |
本年度は本研究の2年目で最終年度に当たり、本年度の研究実施計画に基づいて以下のように研究を進め、研究期間終了後、研究成果報告書を作成した。 野口は中小企業ネットワークを活性化するために、ユビキタス・ネットワークがどのような条件を持たねばならないか、どのように構築を進めるべきかについて研究を進めた。ウェブ技術の新展開が中小企業の将来にもつ意義を分析し学会発表したほか、ウェブソーシングのコンセプトを国際会議において提案した。また景気回復に伴う日本製造業の国内回帰ないし復活について分析し、それがはらむリスクについて学会報告を行った。中小企業ネットワークにかかわる官民の動向、施策についても検討した。それらをふまえネットワークに関連する諸概念を整理し、中小企業ネットワークのプラットフォームを構築するための基礎理論を他の共著者とともに著書にまとめた。 山名は市場競争原理を指向するとされる日本企業の特徴を、アメリカ、中国、韓国と比較して分析し、それらの国々を訪問して起業環境について学術討論を行った。とくに日本、中国、韓国での企業アンケートによって、日本企業の終身雇用は崩れておらず成果主義賃金は限定的であること、売上げよりも長期持続と利益を重視していること、それに対し中国企業は利益よりも短期の成果を重視し、韓国企業は両者の中間であること、国際ビジネスではこれらのちがいを考慮すべきであり、中国では市場主義のもたらす問題点に目を向ける必要があることなどが明らかになった。それらについての国際学術討論のために中国語、英語の論文を作成した。
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Research Products
(4 results)