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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ナチスの《過去》とドイツ戦後教育の展開

Research Project

Project/Area Number 17530549
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

對馬 達雄  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (90004118)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 遠藤 孝夫  弘前大学, 教育学部, 教授 (70211779)
池田 全之  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (50212775)
Keywordsドイツ戦後教育 / 抵抗運動 / 政治教育 / 歴史教育 / 認可雑誌
Research Abstract

研究初年度である平成17年度は、とりわけ今後の考察のための資料を収集する活動に終始した。すなわち、まず国内における資料の所蔵状況を確認したうえで、不足分の資料の所在をドイツ連邦共和国において確認、収集した。ドイツ連邦共和国において赴いた先と、その目的を以下に明らかにする。
1.ゲオルク・エッカート国際教科書研究所(ブラウンシュヴァイク)。国内資料状況を調査した結果、戦後ドイツの歴史教科書と公民教科書の系統的な所蔵が確認できなかった。そこで、ナチスの行為ならびに抵抗運動についての教科書記述を、当研究所に所蔵されている1945年〜1950年代の教科書に確認し、必要資料を入手した。
2.教育史研究図書館(ベルリン)。戦後ドイツの政治教育、歴史教育の実態の解明のためには、1945年以降に刊行された占領軍政府の許可を得た『認可雑誌』の検討が不可欠である。そこで、国内では入手不可能な『認可雑誌』の内容確認と必要箇所の収集のために当図書館に赴いた。
3.連邦政治教育センター(ボン)。連邦政治教育センターの活動については、国内においてそれほど知られてはいない。そこで当センターに赴き、とりわけその広報部において、政治教育、歴史教育関係のドイツにおける最新の研究成果(論著)を入手した。
4.ハノーファー大学教育・科学現代史センター(ハノーファー)。本研究の進め方全般についての助言を求めるために、当センター教授であるマンフレット・ハイネマン氏のもとを訪れた。とりわけ、議会資料や、精神科学派の教育学者たちのアルヒーフなどの情報と注意点について教示された。
こうしてドイツ連邦共和国において収集した資料・情報の読解と整理までを平成17年度に行った。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 記憶の迷宮と夢からの覚醒-ヴァルター・ベンヤミンの想起論の人間形成論的意義について2006

    • Author(s)
      池田 全之
    • Journal Title

      秋田大学教育文化学部紀要 教育学部門 第61号

      Pages: 45-59

  • [Journal Article] 歴史に非常ブレーキをかけるもの-歴史の天使が眼差す行方2005

    • Author(s)
      池田 全之
    • Journal Title

      近代教育フォーラム 第14号

      Pages: 1-18

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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