2005 Fiscal Year Annual Research Report
フードシステム学的視覚から分析する地域特産物の展開に関する研究
Project/Area Number |
17580193
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
小野 直逹 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (30015094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野見山 敏雄 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助教授 (20242240)
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Keywords | 地域特産物 / さとうきび / てん菜 / ホップ / たばこ / こんにゃく / 繭 / 契約生産 |
Research Abstract |
科研の初年度に当たる平成17年度は、地域特産物の生産及び流通関連の実態を把握するため現地調査を中心に取り組んだ。 調査対象作物及び現地調査先は、さとうきびについては平成17年6月初め鹿児島県中種子町において関係機関・JA及び糖業会社での聞き取りを行った。JAでは担当者からのさとうきび生産に関する現況と課題を聞き取り、次いで、中核的な生産農家3戸について個別調査を実施した。糖業会社においては、担当者等から分蜜糖の生産及び直面している課題について聞き取りを実施した。次に、てん菜については同年9月北海道札幌市の北海道てん菜協会において、てん菜生産の現状と課題を聞き取り、ついで中川郡本別町において北海道糖業本別工場にて、てん菜糖の生産と課題を聞き取った。ついで、管内の中核的なてん菜農家3戸について個別聞き取りを実施した。 ついで、ホップについては同年10月岩手県遠野市ホップ農業協同組合においてホップ生産の現状と課題を聞き取り、次いで作付け規模の中・大規模農家14戸について個別聞き取り調査を実施した。こんにゃくについては、同年12月沼田市JA利根沼田において担当者からこんにゃく作の現状と課題を聞き取り、合わせて関係資料の収集に努めた。平成18年2月において山梨県農業振興局、及び南巨摩郡増穂町に所在する大規模養蚕農家での聞き取り調査を実施した。同年3月半ばにおいては、和歌山県日高川町紀ノ川農協において、当該産地の特産品であるたまねぎを中心に農産物の生産及び流通関連についての機関調査を実施した。 以上のとおり、本年度は精力的に地域特産物に関する生産及び流通に関する実態把握に努めた。なお、同時に、各現地調査の分析考察も合わせ行っている。
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Research Products
(3 results)