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2006 Fiscal Year Annual Research Report

関節リウマチにおけるレトロエレメントの役割の解析

Research Project

Project/Area Number 17591041
Research InstitutionNational Hospital Organization Osaka Minami Medical Center Department of Clinical Research

Principal Investigator

大島 至郎  独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), 免疫異常疾患研究室長 (50362728)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐伯 行彦  独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), 部長 (40240840)
Keywordsレトロエレメント / ガレクチン-3
Research Abstract

関節リウマチ(RA)の病因は未だ明らかになっていない。レトロウイルスはRA類似の関節炎を引き起こす潜在能力を有することが知られているが、我々はRAに特異的に発現し病因となるレトロエレメントの解明を目指している。Heidelberg大学のDr. Seifarthは、レトロウイルスに特異的なpol regionを用いたPCRによって得られたcDNAをハイブリダイズさせる全く新しいDNA chip technologyにより、既知の全てのレトロエレメントをスクリーニングする方法を開発した。これは発現しているmRNAをDNA chipにより拾い上げるため、機能している内在性レトロウイルスを検出することが可能であり、疾患・細胞特異的に解析できる画期的方法である。本研究ではこの新しいDNA chipを用いて、RA病変部に存在する滑膜細胞、リンパ球、マクロファージ、骨髄細胞に存在するレトロエレメントをスクリーニングし、RA特異的なレトロエレメントを同定する。
滑膜細胞、血球系に関してレトロエレメントの解析は終わっており、HERV-Wをはじめとした3つのレトロエレメントについてRAに特異的に発現しており、これらを実際に組織でその発現を確認している。また滑膜組織、骨髄細胞のサンプルでMOP Primerを用いた未知のsequenceを含めたレトロエレメントの同定を行い、12個の未知のレトロエレメントについてsequenceを同定した。現在PCRにてその発現を解析中である。
またProf. Gayらはレトロエレメント(LINE-1)がRAで特異的に発現していることをすでに報告しており、我々は、その下流にある分子としてGalectin-3 binding protein(Gal-3BP)、Gal-3がRAの関節局所で発現が亢進していることを明らかにした。またGal-3が骨、軟骨破壊に関わる各種マトリックスメタロプロテアーゼの発現を誘導することも明らかにした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Autoantibodies to cyclic citrullinated peptide 2(CCP2) are superior to other potential diagnostic diagnostic biomarkers for predicting rheumatoid arthritis in early undifferentiated arthritis.2007

    • Author(s)
      Kudo-Tanaka E, Ohshima S, et al.
    • Journal Title

      Clin Rheumatol (in press)

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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