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2006 Fiscal Year Annual Research Report

胎内薬物曝露の新生児行動・脳代謝及び薬物代謝へ及ぼす影響について

Research Project

Project/Area Number 17591144
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

河田 興  香川大学, 医学部附属病院, 助手 (40284369)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 進  香川大学, 医学部, 教授 (80145052)
磯部 健一  香川大学, 医学部, 助教授 (00159815)
日下 隆  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (50274288)
大久保 賢介  香川大学, 医学部, 助手 (80335851)
安田 真之  香川大学, 医学部, 助手 (00380155)
Keywordsカフェイン / メチルキサンチン / 新生児行動評価 / 方位反応 / 母体薬物 / 新生児 / ブラゼルトン / 胎盤移行
Research Abstract

臍帯血カフェイン濃度の及ぼす新生児行動への影響
香川大学医学部附属病院で出生した新生児およびその母親について、カフェインおよびその代謝物のジメチルキサンチン(Theophylline, Paraxanthine, Theobromine)血中濃度の測定とともに、新生児ブラゼルトン行動評価を行い、胎内で曝露されたカフェインの及ぼす新生児への影響について検討した。
2004年10-12月に当院で出生した在胎36-41週、出生体重2360-3710gの新生児33名とその母親32名を対象とした(双胎1組を含む)。対象の新生児における出生体重の平均及び標準偏差は3038g±382gであった。分娩様式は帝王切開例が1例で、他は経膣分娩であった。
臍帯静脈血中カフェイン濃度が4mg/L以上の12名、臍帯静脈血中カフェイン濃度が4mg/L未満の21名の2群について日齢2、日齢5に行ったブラゼルトン新生児行動評価法について比較検討した。評価項目は各クラスター及び各行動評価項目についてrepeated measure ANOVAで検定した。
ブラゼルトン新生児行動評価の評価項目の7つのクラスターの項目の中では方位反応において、日齢2と日齢5の変化が異なる傾向を認めた(p=0.076)。その方位反応7項目の中では非生命的視聴覚(p=0.047)、生命的聴覚(p=0.017)、非生命的聴覚(p=0.036)で2群間に日齢2と日齢5の変化に差を認めた。
分娩前に母体に摂取されたカフェインを臍帯血カフェイン濃度の高低で検討すると、そのカフェイン濃度が日齢2と5の新生児行動の方位反応に影響することが示された。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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