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2006 Fiscal Year Annual Research Report

RNAi現象の放射線治療への応用に関する研究:hSMG1-siRNAを用いて

Research Project

Project/Area Number 17591284
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

中神 佳宏  横浜市立大学, 大学病院, 助手 (80347301)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大村 素子  横浜市立大学, 医学部, 助手 (70244506)
荻野 伊知朗  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (20275035)
井上 登美夫  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (80134295)
Keywords放射線感受性 / siRNA / 遺伝子ノックダウン
Research Abstract

種々の放射線抵抗性腫瘍に放射線感受性に影響すると思われる遺伝子のsiRNAを導入し放射線感受性を変化させることにより放射線治療効果を高め、将来における遺伝子放射線治療の臨床応用に対する基礎的研究をすることを目的とした。
放射線感受性に影響すると思われる遺伝子(ATM、 hsMG1等)の遺伝情報を担うsiRNAを放射線抵抗性の腫瘍を移植したマウスにトランスフェクションさせて、その前後でそれらの遺伝子産物の発現量が変化するか、また、腫瘍の増殖曲線に変化をきたすか、更にそれらの放射線感受性が変化するかを確かめた。
まず、マウスに肝癌を移植し放射線抵抗性の腫瘍を持つ坦癌動物を作成した。一方マウスに悪性リンパ腫を移植し放射線高感受性の腫瘍を持つ癌動物を作成した。それぞれのグループに線量分布が適切になるように外部照射、小線源照射を行なった。その際の治療計画はマウスにおける癌の生着度や広がり等を考慮し、また高度な壊死にも陥らずかつ適切なアポトーシスが生じるように決定した。それぞれにおいて、照射前後での癌組織のアポトーシスの発生状況をTUNEL法により判断し、また、リアルタイムPCR法にてATMやhSMG1の発現量を確認したところATMやhSMGIの発現量とアポトーシスの出現頻度とは有意な相関があった。
一方、各癌にはin vivo用のsiRNAトランスフェクション試薬であるTransIT In Vivo Polymer Solutionを用いてATM遺伝子及びhsMGl遺伝子のsiRNAを導入(静注)、siRNA導入前後及び照射前後のアポトーシスの発現率をTUNEL法で確認し、及びATMやhSMG1の発現量を前年度と同様の手法(リアルタイムPCR法等)で確認したところそれらの遺伝子がノックダウンされた系ではアポトーシの出現頻度が低下していた。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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