2006 Fiscal Year Annual Research Report
新規癌抗原myomegalinの機能解析と消化管癌診断法の研究
Project/Area Number |
17591370
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
島田 英昭 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (20292691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日和佐 隆樹 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教授 (30260251)
落合 武徳 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (80114255)
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Keywords | myomegalin / SEREX / 食道癌 / 胃癌 / 大腸癌 / 癌抗原 / IgG抗体 |
Research Abstract |
【背景と目的】食道癌関連抗原をSEREX (serological identification of antigens by recombinant cDNA expression cloning)法により同定・機能解析を行い、腫瘍マーカーとしての意義を明らかにする。 【方法】食道癌細胞株T.TnよりcDNAライブラリーを作製し、食道扁平上皮癌患者血清を用いてSEREX法によるスクリーニングを施行した。SEREX法は癌細胞由来のcDNA発現ライブラリーの中から患者血清中のIgG抗体が認識する抗原遺伝子を同定する方法であり、癌抗原のスクリーニング法として優れている。SEREX法を用い食道扁平上皮癌患者血清をスクリーニングし、新規の癌抗原としてmyomegalinを同定した。Myomegalin cDNAをGST融合タンパク質発現ベクターpGEXに組換え、合成された融合タンパク質を精製してELISA法により血清抗体のレベルを測定した。 【結果と考察】myomegalinに対する抗体価は健常者血清に比べ、患者血清において有意に高いことが判明した。食道扁平上皮癌患者における血清myomegalin抗体陽性率は47%(43/91)であり、健常者対照群における陽性率は2.2%(1/45)であった。また、血清myomegalin抗体の存在は良好な予後と相関関係有することがわかった。血清Myomegalin抗体は新規の腫瘍マーカーとなり、その血清抗体の解析は食道扁平上皮癌の診断・予後予測に有用であると考えられた。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Serum anti-myomegalin antibodies in patients with esophageal squamous cell carcinoma2007
Author(s)
Shimada, H., Kuboshima, M., Shiratori, T., Nabeya, Y., Takeuchi, A., Takagi, H., Nomura, F., Takiguchi, M., Ochiai, T., Hiwasa, T
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Journal Title
International Journal of Oncology 30
Pages: 97-103
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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