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2005 Fiscal Year Annual Research Report

食道癌におけるユビキチン結合酵素の意義とその発現抑制による抗癌作用の解析

Research Project

Project/Area Number 17591442
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

石橋 由朗  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00246373)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高田 耕司  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (30179452)
小林 克敏  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60343547)
Keywordsユビキチン結合酵素 / 食道癌 / ユビキチン / Ubc10
Research Abstract

食道癌におけるユビキチン結合酵素の意義とその発現抑制の研究を行い、以下の成果を認めた。
1 食道癌検体の採取
本研究に対し同意の得られた食道癌患者の摘出標本より、癌組織、非癌部食道正常組織を採取し、直ちに-80℃で保存した。また一部は凍結せずTotal RNAを抽出した。現在までに18症例が採取されている。
2 イムノブロット解析 採取した検体を抽出後、ユビキチン結合酵素抗体を用いて各試料をイムノブロットにて分析した。まずはユビキチン結合酵素のうちUbc10、Ubc9について癌組織、非癌部食道正常組織での発現の違い、進行度での違いなどを検討している。各種食道癌培養細胞においてもイムノブロットでの検討を行っている。
3 免疫組織化学的検討
食道扁平上皮癌101例のホルマリン固定、パラフィン包埋切片を使用し、各症例の癌組織、異形成組織、正常組織に対し抗ユビキチン結合酵素(Ubc9、Ubc10)抗体を用いた免疫組織染色を行い、臨床病理学的因子、予後についての検討をはじめている。現在染色条件の調整を行っており、その後評価を行う予定である。
4 ユビキチン結合酵素mRNAレベルの検討
15検体のmRNAレベルの検討からユビキチン結合発現が食道癌で亢進していることを確認した。さらに正常組織との発現量の比をとることにより統計処理を行い、予後不良な再発群での発現について検討している
5 siRNAの合成
ubc10遺伝子に対し、現在4種のsiRNAのカクテルを作成している。このカクテルを用いて細胞へ導入後24時間でUbc10発現レベルが25%以下になるように配列の選定を行っている。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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