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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ラタノプロストの眼圧下降作用を規定する遺伝子多型の解析

Research Project

Project/Area Number 17591826
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

桜井 真由美  金沢大学, 医学系研究科, 助手 (50303269)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉山 和久  金沢大学, 医学系研究科, 教授 (80179168)
東出 朋巳  金沢大学, 医学系研究科, 助手 (20291370)
Keywords遺伝子 / 薬剤反応性 / 緑内障
Research Abstract

緑内障治療薬の眼圧下降作用には個人差があることが知られているが、プロスタグランジン関連薬であるラタノプロストにおいて眼圧下降作用の弱いノンレスポンダーの存在が注目されている。ラタノプロストに対する反応性の個人差の原因は現時点では不明であるが、近年、薬剤の反応性の個人差が遺伝子の多型によるという報告がある。そこで、今年度は健常人を対象に、ラタノプロスト点眼による眼圧下降作用とラタノプロストの作用に関与すると考えられる遺伝子の多型との関連性を検討した。
健常人100人に対して、ラタノプロストを1眼に1日1回7日間点眼し、7日後の眼圧下降率を他眼を対照として算出した。被検者の白血球より抽出したDNAをPCRで増幅し、ダイレクトシークエンス、SSCP、RFLP法により遺伝子多型のタイピングを行った。解析した多型はプロスタグランジンFPレセプターを2ヶ所、プロスタグランジントランスポーターを4ヶ所、脂肪酸アミド加水分解酵素、マトリックスメタロプロテアーゼ1、2、3、各1ヶ所、マトリックスメタロプロテアーゼ9を2ヶ所の合計12ヶ所である。
プロスタグランジンFPレセプターの5'非翻訳領域(-303)の多型(rs3753380)に関して、C/Cホモの眼圧下降率は20.3±1.5%(平均±標準誤差)(n=52)、Tキャリアー(C/T+T/T)は15.6±1.2%(n=48)であり、C/CはTキャリアーに対して有意に眼圧下降率が大きかった(P<0.05)。他の多型に関しては遺伝子型と眼圧下降率に有意な関連はみられなかった。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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