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2006 Fiscal Year Annual Research Report

Bacterial Translocationに対する小腸上皮増殖因子の効果

Research Project

Project/Area Number 17591869
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

千葉 正博  昭和大学, 医学部, 助手 (80286814)

Keywords腸管上皮増殖因子 / 腸管グルカゴン / グリセンチン / Bacterial Translocation / 腸管粘膜バリア / GLP-2 / MMC
Research Abstract

【目的】腸管粘膜防御機能の破綻に伴う"Bacterial Translocation (BT)"は、長期経静脈栄養法施行時の廃用性萎縮、放射線曝射や制癌剤投与時の腸粘膜障害などの病態で発症する危険性があり、これらの病態下ではBT予防のために消化管粘膜を維持する何らかの対策が必要であると考えられている。我々は腸管グルカゴンの一つであるグリセンチンが腸粘膜上皮細胞増殖作用を有することを報告してきた。今回は腸管細菌叢の恒常性維持に不可欠とされる、空腹時腸管運動MMC(migrating motor complex)へ及ぼす効果をヒトグリセンチンを用いてin vivoで検討した。
【方法】250〜300gの雄のWister系ラットを使用し、セボラルレン麻酔下に開腹し、幽門部、トライツ靭帯より10cm肛門側空腸及び、回盲部より口側10cmの回腸の3カ所にに腸管運動検出用のフォトトランスデューサーを装着、さらに外頚静脈よりカテーテルを挿入し通常固形餌で飼育、1週間後より実験を開始した。1)グリセンチン(10μg/kg/day投写群、2)グリセンチン(10μg/kg/day)+GLP-2(10μg/kg/day)投与群と3)1/2濃度の生理食塩水点滴群(コントロール群)の3群にわけ、投与中のMMCの測定を行う。(なお、測定直前7時間は絶飲食とした。)
【結果】1)群、2)群共にMMCの有意な減少を認めたが、1),2)群間に有為差は見られなかった。
【考察】今回は、通常固形餌投与後の検討であったが、今後、TPN施行後にどのような影響を及ぼすか検討予定である。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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