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2005 Fiscal Year Annual Research Report

MR画像を用いた頭頚部癌予後指標としての腫瘍体積計測法の有用性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17591969
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

米津 康一  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (70167039)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 角 美佐  長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90284702)
木村 泰男  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (30253686)
榮田 智  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (80325662)
高木 幸則  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (30295084)
中村 卓  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30172406)
KeywordsMRI / 腫瘍体積 / 口腔癌 / 上顎洞癌 / 中咽頭癌 / 下咽頭癌 / 頸部リンパ節転移
Research Abstract

腫瘍サイズは、手術の術式や放射線治療の照射範囲の決定に重要なファクターである。本研究の目的は頭頸部癌の進展範囲の診断にMRIを用い、腫瘍サイズの指標として腫瘍体積を求め、(1)MRIで求めた腫瘍体積と従来のT分類との相関、(2)頸部リンパ節転移との相関、(3)リンパ節転移の部位と頭頸部癌の亜部位別(口腔、上顎洞、中・下咽頭など)に何らかの特徴がみられるのか検討した。これまでに頭頸部癌患者で長崎大学医学部・歯学部附属病院診断管理科X線検査・診断室を受診した66例について検討した。
1)MRIで求めた腫瘍体積と従来の視診、触診における従来のT分類は非常に良好な相関を示した。
2)中・下咽頭癌の場合は腫瘍体積と頸部リンパ節転移に相関が見られた。すなわち腫瘍体積が大きいほど頸部リンパ節転移が見られた。一方、口腔癌や上顎洞癌の場合は腫瘍体積と頸部リンパ節転移に相関が見られなかった。
3)中・下咽頭癌の場合は腫瘍体積が20cm^3まではレベルII、IIIにのみリンパ節転移が見られるが、それ以上になるとレベルIやIV以下にも見られた。また口腔癌や上顎洞癌の場合は30cm^3まではレベルI、IIのみに見られたが、これを超えるとすべてのレベルに見られた。
以上から中・下咽頭癌の場合は腫瘍体積が頸部リンパ節転移と非常に有効な相関を示したが、口腔癌や上顎洞癌の場合は腫瘍体積と頸部リンパ節転移に相関は見られないことが示唆された。次年度は症例を追加しながら、さらに詳細に検討を加えていく予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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