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2006 Fiscal Year Annual Research Report

顎顔面の再生とホメオティック遺伝子ネットワークの解析

Research Project

Project/Area Number 17592114
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

関和 忠信  日本大学, 歯学部, 講師 (00154659)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 稲毛 稔彦  日本大学, 歯学部, 助教授 (90096769)
大井田 新一郎  鶴見大学, 歯学部, 助教授 (10114745)
KeywordsRANKL / RANK / OPG / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 線維芽細胞 / nano-HAP
Research Abstract

顎顔面の再生は発育と同じ過程によって行われる。顎顔面の骨形成はRANKL/RANK/OPGシステムによって制御されている。そこで、ラット切歯歯槽骨の骨改造過程におけるRANKL/RANK/OPG局在を観察した。
1.RANKL抗体を用いた免疫反応は,骨膜では,osteogenic layerの前骨芽細胞と考えられた細胞に強かった。骨膜から骨組織の中央部に位置する骨芽細胞および骨細胞の免疫反応は強かったが,それより歯根膜に近い部位では弱かった。一部の破骨細胞には強い免疫反応が観察された。
2.RANK抗体では,骨膜においてはRANKLよりも弱かった。osteogenic layer付近の前骨芽細胞と考えられた細胞の免疫反応は強かった。骨膜から骨組織の中央部に位置する骨芽細胞および骨細胞の免疫反応は弱く,それより歯根膜に近い部位では強かった。最も強い免疫反応は破骨細胞にみられた。
3.OPG抗体を用いた免疫反応では,骨膜付近の前骨芽細胞や骨膜から骨組織の中央部に位置する骨芽細胞に免疫反応がみられた。一部の破骨細胞には強い免疫反応が観察された。
4.対照実験では,反応は前期の細胞にみられなかった。
RANKL/RANT/OPGシステムは,破骨細胞系細胞の分化・成熟を調整して,骨の形成や改造を行う重要な役割を果たすものと考えられた。また切歯におけるRANKL/RANK/OPGシステムの検索を行い、成熟期エナメル芽細胞にこのシステムの強い免疫反応が観察された。
頭頂骨の濃く欠損部にアテロコラーゲンと本研究で作成したnano-HAPを移植したものでは、移植後3週間で新生骨が形成された。Nano-texturedチタン表面に骨芽細胞系細胞を培養したものでは、通常のチタン表面に比べて培養後、2週間後では、osteocalcinおよびBSPの合成が著しく増加した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ラット切歯におけるRunx2 mRNAの発現2006

    • Author(s)
      稲毛稔彦, 山本達也, 関和忠信, 中田智子, 鴨川絋征, 佐藤吉則, 寺門正昭, 桑田文幸, 下川仁弥太
    • Journal Title

      日大歯学 80・1

      Pages: 021-027

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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