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2006 Fiscal Year Annual Research Report

家庭内の高齢者虐待における支援ネットワーク作り及び教育・アセスメント指標の開発

Research Project

Project/Area Number 17592297
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

大越 扶貴  福井大学, 医学部, 講師 (90352632)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高崎 絹子  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (50100607)
田中 敦子  埼玉県立大学, 短期大学部, 講師 (00352633)
Keywords高齢者虐待 / 援助職 / 否認 / 家族アセスメント
Research Abstract

1.自治体における高齢者虐待相談事例を質的に分析し、初期介入としての"高齢者虐待相談"の特徴とあり方について検討し、援助者教育プログラムの要素を抽出した。
(1)高齢者虐待相談の特徴は、虐待に関る相談が介護相談や関係機関を経由するなど周辺の問題から開始されている。
(2)相談を受ける援助者には、主訴(最初の訴え)に問題を単純化しない、判断能力がある高齢者には適切な情報提供を行う、民生委員からの連絡は、「相談」と位置づけ、虐待者や被虐待者との関係をアセスメントするなどが求められる。換言すれば援助者教育プログラムには、面接相談技術の基本的内容が改めて必要であると確認できた。
2.東京都A区で在宅高齢者支援に関る事業所に対する高齢者虐待対応調査において、自由記述において高齢者虐待の判断に迷う事例(援助職が判断に迷う事例とは、援助職が虐待を認めない心理状態と定義した)を抽出・分析し、判断に迷う構造を明らかにした。
(1)判断に迷う構造には「援助職」「被虐待者」「虐待者」の3要因があり、これらの否認の構造が複雑に絡み合い、早期発見・早期対応へ影響を与えていた。
(2)援助職には「虐待の認識や理解で迷う」「虐待に気づかず認めない」「気づいていても認めない」の3段階があった。
3.福井県介護支援専門員へ家族アセスメントに関るフォーカス・グループ・インタビューを行った。その結果、介護支援専門員が着目していたのは、地域特性に含まれる家族の規範・役割(嫁が介護すべきという規範など)のアセスメントであった。これらの背景には高齢者虐待に家族規範が影響を与えているとう現状もあるが、"家族アセスメント"についての研修がこれまで無く、その視点の必要性を感じながら試行錯誤している実態が明らかとなっている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 援助職が高齢者虐待の判断に迷う要因と構造2007

    • Author(s)
      大越 扶貴
    • Journal Title

      日本在宅ケア学会誌 (第11回日本在宅ケア学会学術集会講演集)

      Pages: 152

  • [Journal Article] 在宅における高齢者虐待の初期介入としての相談のあり方2006

    • Author(s)
      大越 扶貴
    • Journal Title

      日本公衆衛生雑誌 (第65回日本公衆衛生学会抄録集) 第53巻・第10号

      Pages: 787

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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