2006 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニティ・リーダーの育成における看護援助方法の開発に関する研究
Project/Area Number |
17592330
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
成木 弘子 京都大学, 医学部, 教授 (30237622)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 明子 京都大学, 医学部, 助教授 (70282209)
臼井 香苗 京都大学, 医学部, 助手 (50432315)
|
Keywords | コミュニティ・ケア / 育成 / 看護 / 援助 / ヘルス・プロモーション / 開発 |
Research Abstract |
1.研究経過:本研究の目的は、ヘルスプロモーションを推進する上で重要な役割を果たすコミュニティ・リーダーの育成に関し行政保健師の看護援助の機能を明らかにすることであり、研究2年目にあたる本年は、「1)研究対象者の再設定、2)東京都内での本調査の実施、3)修正版グラウンデッド・セオリーアプローチ(以下M-GTA)によるデーター分析、4)昨年度の文献検討結果の『看護技術』雑誌への投稿および掲載」を実施した。 2.研究結果:昨年度のプレテストに基づき再設定した研究対象者は、練馬区、中野区、豊島区内で先駆的なコミュニティ・リーダーの育成に関わっている行政保健師3名である。この3名をベースデータとしての分析をM-GTAに基づいて実施した。その結果、「1)地域保健計画との連動、2)実践活動からの潜在的ニーズ把握、3)地域活動のきっけづくり、4)リーダー資質のある人材の発掘、5)リーダーへの個別的な支援、6)グループ運営への支援、7)活動のモニタリング、8)オープンシステム化への機会の提供」の8つのカテゴリを抽出し、コアカテゴリとして<コミュニティ・リーダーとのパートナーシップの形成>が創出された。しかし、理論的飽和には至っておらず、理論的サンプリングに基づく追加のデータ収集が必要であると判断し、2名の行政保健師からのインタビューを追加し分析中である。理論的飽和化の為には、コミュニティ・リーダーの育成方法が東京の様な自由意志に基づく場合だけでなく、京都のような地縁を基盤としたリーダー活動を行っている行政保健師からのインタビューの実施を行い対局例として示しながら分析を進めている必要があることが明らかになった。
|
Research Products
(1 results)