2007 Fiscal Year Annual Research Report
技術者倫理観を持った人材の育成および教育効果の向上に関するプログラムの開発
Project/Area Number |
17612004
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
八森 章 Shinshu University, 繊維学部, 教授 (30082811)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 隆夫 信州大学, 繊維学部, 教授 (20362105)
平井 利博 信州大学, 繊維学部, 教授 (30126700)
榎本 祐嗣 信州大学, 繊維学部, 教授 (30362106)
村上 泰 信州大学, 繊維学部, 教授 (90219907)
渡邉 義見 名古屋工業大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50231014)
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Keywords | 技術者倫理 / JABEE / 教育効果 / 教育プログラム / アンケート調査 / コミュニケーション |
Research Abstract |
(1)平成18年度に引続き、「技術者倫理に関する意識の自覚と教育効果」についてアンケートならびに実地ヒヤリングを行った。また、オーストラリア・ディーキン大学および中国・蘇州大学へ出張し、調査を実施した。 (2)平成18年度までの調査結果を平成19年度工学・工業教育研究講演会〔同論文集p.460-461(2007)〕で発表した。さらに、技術者の倫理観に関する調査に基づき、「学生の意識と教育への取組」および「技術者倫理意識の育成と定着」に関してそれぞれ論文をまとめた。〔工学教育,55巻,p.48-54,および,p.55-59(2007)〕 (3)アンケート・ヒヤリング調査および1年生と3年生に対する「技術者倫理」の授業を通して、技術者倫理教育を実施する時期について検討し、効果的な技術者倫理教育の方向を探った。その中で、ある程度技術的な知識を習得した高学年で教育を行うほうが効果的であるとの結論に至った。これを受けて、また、学部改組に合わせて1年生で実施している授業を2年生以降で行うため、カリキュラム変更の準備を始めた。 (4)先行事例を視察し、資料収集等を行った。 ア)特色GPの事業として技術者倫理教育を積極的に推進している室蘭工業大学を視察し、関係する教員達と討議した。 イ)平成19年度工学・工業教育研究講演会で研究発表をして討議を行った。 ウ)平成19年度工学・工業教育研究講演会の「技術者倫理」分科会で座長を務め、研究者達と学術交流を行った。 エ)日本化学会等の各学術分野の学会が共催した技術者倫理・公開シンポジウムに参加し、研究者との交流および資料収集を行った。(平成19年11月27日、日本化学会ホール) (5)信州大学で講義を行った。 ア)信州大学全学教育機構で1年生を対象に「技術者倫理」(後期、2単位)。 イ)信州大学繊維学部でJABEE認定学科・精密素材工学科3年生を対象に「技術者倫理」(集中、1単位)。
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Research Products
(6 results)