2020 Fiscal Year Annual Research Report
「研究に真に使える」歴史資料情報基盤の構築―データ持続性研究と人文情報学の実践―
Project/Area Number |
17H00773
|
Research Institution | National Museum of Japanese History |
Principal Investigator |
後藤 真 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90507138)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 良宏 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 准教授 (30251911)
坂本 稔 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (60270401)
内田 順子 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (60321543)
岡田 義広 九州大学, 附属図書館, 教授 (70250488)
関野 樹 国際日本文化研究センター, 総合情報発信室, 教授 (70353448)
山田 太造 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70413937)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | GIS / 資料情報の展示 / Linked Data / Digital Humanities |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに検討を進めてきたデータインフラ構築の議論をもとに、最終的なデータ構築と修正を行った。また、あわせてデータを活用した歴史資料活用モデルを構築すべく、GISベースのデータ表示システムの実験を行った。既存の地図を含め、過去の情報と現在の情報を重ね合わせ、歴史資料の情報をその上にマッピングするシステムの試作を行った。これは、計画前年度までに行われていた情報基盤システムkhirinの情報を、GIS上で表現することを今後目指すための基礎的な実験としても位置付けられている。新型コロナの影響で、システムの検討が遅れ、繰越をやむをえず実施することになったが、最終的には実験システムを構築し、代表者の所属する機関における企画展示で、実際に展示室内で閲覧してもらうものを作り上げた。また、本システムの一部は、関連自治体で継続的に公開する段階にまで至った。今後は、本システムをWebシステムとして公開する予定であり、さらにkhirinの成果等も新たに入れていく予定である。 また、これらの歴史資料情報を地域に活かしてもらうべく、地域の人々とともに歴史資料の調査を行い、それを本科研のシステムに入れてもらう段階にまで漕ぎ着けることが可能となった。当該年度(コロナによる延長含む)においては、4つの地域資料データセットを公開し、画像情報などを広く社会に見てもらうための仕組みとするなど、本科研のテーマでもあった「歴史学に使えるデータ」の構築実践を行うこともできた。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|