2019 Fiscal Year Annual Research Report
Biological roles of novel proteolytic mechanism GOMED
Project/Area Number |
17H01533
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
清水 重臣 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (70271020)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | GOMED / ゴルジ体 / オートファジー / Ulk1 / RIPK3 |
Outline of Annual Research Achievements |
Golgi-mediated degradation pathway (GOMED)は、ゴルジ体から細胞外、細胞膜に運ばれる蛋白質輸送に障害が生じたときに、行き場を失った蛋白質が分解される機構である。GOMEDは、ノックアウトマウスなどの解析より、生理的・病理的に重要な細胞機能であることが判明している。 今年度は、(A)GOMED実行機構の解明において、新規分子を3分子同定することに成功した。また、分子機構の解析において、以下の点を明らかにした。即ち、(1)GOMEDは、Ulk1分子を起点として実行されること、(2)Ulk1分子の746セリンのリン酸化が引き金となること、(3)リン酸化Ulk1は、ゴルジ体に移動して、GOMEDを実行すること、(4)このUlk1リン酸化は、RIPK3によって実行されること、(5)GOMEDが実行されると、ゴルジ体から運搬される分子が分解されること、(6)Ulk1の643セリンの脱リン酸化が、オートファジーもしくはGOMEDの起点となり、その後の746セリンのリン酸化によってGOMEDが選択されること、などを見出した。 また、(B)GOMEDが重要な役割を担っている細胞の同定において、神経細胞やインスリン分泌細胞の重要性を見出した。(C)GOMEDの動態解明において、特異的なトランゴルジ膜の変形を見出した。(D)GOMEDの変調から生じる細胞障害機序において、ゴルジ体の過負荷による細胞障害の重要性を見出した。さらに、(E)ゴルジ膜の微細構造解析において、複数種類のゴルジ膜の存在を確認した。
|
Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] Sanguisorba officinalis L. derived from herbal medicine prevents intestinal inflammation by inducing autophagy in macrophages.2020
Author(s)
Yasueda A, Kayama H, Murohashi M, Nishimura J, Wakame K, Komatsu K, Ogino T, Miyoshi N, Takahashi H, Uemura M, Matsuda C, Kitagawa T, Takeda K, Ito T, Doki Y, Eguchi H, Shimizu S, Mizushima T
-
Journal Title
Scientific reports
Volume: press
Pages: press
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-
-