2017 Fiscal Year Annual Research Report
The Development and Effectiveness of an Antenatal Parenting Education Program in Older Primiparous Couples
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17H01612
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
森 恵美 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (10230062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂上 明子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (80266626)
青木 恭子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60714110)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 看護学 / 高年初産 / 出産前教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.妊産婦に対する健康教育へのe-Learning 利用の文献検討を行ったが、本領域の知見は少なく、妊娠期から夫を巻き込んだ出産前教育が重要であることが明らかになった。 2.高年初産婦とその夫への先駆的な出産前教育の考案に向けて、高年初産婦に限らず、初産婦に対する出産前教育の効果検証研究成果についてシステマティックレビュー(SR)をする必要があると考え、2017年7月、研究計画を変更した。SRプロトコールの作成、SRの実施、SR成果からコンテンツ追加を行う必要が生じ、計画に遅延が生じた。平成29年8月にSRプロトコールを完成させ、JBI Database of Systematic Reviews and Implementation Reportsに8月に投稿した。当初の予定では2017年12月には採択され、2018年2月にはSRを終了して、2018年3月にその成果を今回の出産前教育プログラムのコンテンツに追加する予定であった。2回の査読を得て2018年1月に再々投稿したが、最終的には採択されなかった。同時並行して、作成したSRプロトコールに従って試行的にSRをしたところ、新たな有効なコンテンツは抽出されなかった。 3.出産前両親教育計画の検討、映像教材や媒体について検討を行った。媒体としては、私達の「高年初産婦に特化した子育て支援ガイドラインの評価研究」で作成した、高年初産婦用子育て生活ガイドブック(健やかで楽しい子育て生活へのガイドブック)を出産前両親教育のe-Learning教材のテキストとして使用できるように2018年3月に改訂した。e-Learning配信する映像についてもテキストと並行して、PCだけではなくスマートフォンにも配信する映像教材として検討し、2018年7月にサンプル動画(全5回の講座)を作成することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
SRにより、新たな有効なコンテンツは抽出されなかったため、コンテンツの追加はしないことにした。そして、出産前両親教育計画の検討、映像教材や媒体について検討を行った。媒体としては、私達の「高年初産婦に特化した子育て支援ガイドラインの評価研究」で作成した、高年初産婦用子育て生活ガイドブック(健やかで楽しい子育て生活へのガイドブック)を出産前両親教育のe-Learning教材のテキストとして使用できるように2018年3月に改訂した。2017年度にはe-Learning配信する映像についてもテキストと並行して、PCだけではなくスマートフォンにも配信する映像教材として検討したため、2018年7月にサンプル動画を作成することができたので、2017年度の当初の計画より若干遅れたが、2018年度には遅れを取り戻すことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年夏にはこのガイドブックの要点を示したe-Learning用の映像教材を開発し、出産前両親教育をネット配信する準備をした。スマホ・ネット配信する映像教材の作成においてはモニター調査を8月から行い、最終版を完成した。2019年1月から本調査が実施できるように、e-Learning配信、研究計画書の作成、倫理審査委員会への申請等を順次行う。
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