Project/Area Number |
17H01682
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河瀬 眞琴 筑波大学, 生命環境系, 教授 (00192550)
内山 愉太 東北大学, 環境科学研究科, 助教 (00710766)
山崎 福容 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源センター, 研究員 (00793514)
松井 健一 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (50505443)
香坂 玲 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (50509338)
Matthews Peter 国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 教授 (70281590)
山本 伸一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部, 上級研究員 (70370690)
西川 芳昭 龍谷大学, 経済学部, 教授 (80290641)
入江 憲治 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (90408659)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 遺伝資源 / 生物多様性 / 民俗学 / 農業 / 食料 / 農村振興 / データーベース / 情報検索 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年同様, on-line含めメンバーを招集し, 企画会議を実施し, 分担や調査地域の担当を確認した. 他科研課題との合同研究会を2018年9月にミャンマー(緬)で実施した. 文献調査(香坂, 内山及び松井), フィールド調査及び情報の検証のサブグループ形成し,連係研究者と海外共同研究者の協力を得た. 1)在来作物種の遺伝的多様性評価及び分類:2)言語や文化観点からの遺伝資源利用評価:3)社会経済的観点からの種や品種の利用と農民の権利研究:4)民族・少数民族権利・人類学的研究:5) 政治及び社会動態との関連の評価:6) 総合的な情報化を行った. 他予算と旅費を組み合わせできるだけ効率的に多処について再確認等含め, 現地調査した. 紛争帯漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にて調査した. インド東北部緬国境(河瀬1回, マシウス1回), 緬国は, 河瀬2回(西部と東部), 西川一回(西部), 渡邉3回(東部タイ・中国国境3回), 入江学生1回((2名)東部国境)を集中調査した. 中国雲南省国境(山本1回)及びタイ北部緬国境(渡邉1回)についてそれぞれの国境近辺を調査した. これらは, データベースにて記録し, H31年度以後に論文発表予定である. 特に, 大学院生の経験獲得のため入江指導学生を渡邉他が現地で共同指導した. 山崎を中心として情報の電子化と検索の新規基盤構築を推進した. 緬語関連の入手困難な書籍を30冊、約4000pをアーカイブのために電子化した. 渡邉既刊のPGRモノグラフも14冊800ページ分電子化した. 検索の多様性ニーズ対応について, 中国雲南省, タイ国ハートヤイ県で撮影された写真について, キーワードタグを付与してリレーショナルデータベース化するための準備を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
作物の季節性, 治安や許可等は把握できている. 一方, 未踏地域が残っており, 安全を担保しながら, インド-緬国最北部の調査を企画する. データベースの作成の指標の検討も研究会や個別の意見交換推進で,整備しつつある. 調査報告概要は, NARO 遺伝資源センターの植物探索報告等で, 公開している. 調査報告を論文として発表しつつある. 研究分担者が, 他予算で実施している地域や課題との比較研究も西川や香坂らにより出てきており, これは沿革として成果がある. マシウスのサトイモ研究は, ミャンマー等の圏内で見出した成果が応用として展開し, ポリネシアやアフリカとの比較ができるようになってきており, この成果も出ている.
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Strategy for Future Research Activity |
文献調査(香坂, 内山及び松井), フィールド調査(河瀬, マシウス, 渡邉, 西川, 入江(学生)及び情報の検証(山崎, 山本)サブグループでの活動を推進する: 1)在来作物種の遺伝的多様性評価及び分類:2)言語や文化観点からの遺伝資源利用評価:3)社会経済的観点からの種や品種の利用と農民の権利研究:4)民族・少数民族権利・人類学的研究:5) 政治及び社会動態との関連の評価:6) 総合的な情報化. 各部会は研究集会等を随時行う. 一方, 全体研究集会を年初に実施し, 1)-6)のサブグループ横断型の調査チームの構成を推進する. 雨期があるため, フィールド調査は春先の植え付け時期と収穫時期とする. 4-6月と10月-11月頃をめどに現地調整を含めた調査を緬国北部国境と東部国境にて集中する. 若手研究者養成のため, 大学院生を数週間単位で派遣する. 研究の特性として長期的観察も必要であるので, 外部の協力機関等を模索する. データーベースのコンテンツの充実と検索の利便性醸成を検討する. 対象地域との比較研究を別予算と連携し、Matthewsはポリネシアやアフリカ, 西川はアフリカ, 香坂と内山は日本国内等との関連研究を検討する. 2019年度後半に, ミャンマーあるいはタイで, 報告会を実施する.
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Remarks |
関連研究のHPも紹介(3)
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