2018 Fiscal Year Annual Research Report
Double-Burden Malnutrition(DBM) and Nutrition care System in the Medical Institutions in Vietnam
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17H01968
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
中村 丁次 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (90350595)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
外山 健二 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (60249620)
杉山 みち子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (60134532)
五味 郁子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (80363852)
藤谷 朝実 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (00717837)
中島 啓 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (50458478)
高田 健人 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助教 (70773000)
中原 慎二 帝京大学, 医学部, 准教授 (40265658)
山本 茂 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (70093896)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 栄養不良の二重負荷 / 入院患者 / ベトナム国 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ベトナムにおける栄養管理システム整備前のベースラインデータを得ることを目的に、入院患者の栄養状態及び退院時の転帰に関する縦断的調査を実施する。 平成30年度は、前年度に実施したプレテスト、パイロットスタディの結果をふまえ、ハノイ医科大学の研究倫理審査の承認を得て、ハノイ市内4中核病院(Hanoi Medical University Hospital, Bach Mai Hospital, Hanoi Cancer Hospital, St. Paul Hospital)において18~70歳の入院患者604名を対象に栄養状態ならびに退院時の転帰について調査を実施した。調査実施期間は平成29年10月~平成30年1月であった。調査票を厳重な管理のもと日本に持ち帰り、現在、データ入力中であり、今後、データ解析を行う。 平成31年度は、さらにハノイ市内4施設のdistrict病院において入院患者を対象に同調査を実施する計画である。本研究結果は、ベトナム国医療施設入院患者の低栄養ならびに過剰栄養に関する栄養状態を初めて明らかにするものであり、ベトナム国の栄養管理システム構築を推進するうえで具体的な提言を行うことが期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3ヵ年の研究計画どおりに調査を実施できている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度に収集したデータの入力、解析を進めるとともに、引き続きハノイ医科大学・ハノイ医科大学病院との連携のもと、ハノイ市内4施設のdistrict病院において入院患者を対象に、前年度と同様の方法によって栄養状態ならびに退院時の転帰について調査を実施する。 目標対象者数は600名、調査実施期間は7月~10月の予定である。調査は、ハノイ医科大学管理栄養士課程の教員の監督のもと、訓練されたリサーチアシスタントが、対象者への問診、診療録からの転記、調査票の記入を行う。調査終了後 、厳重な管理のもと分担研究者が調査票データを日本に持ち運び、日本にてデータ入力、解析を行う。最終年度にあたり、調査結果の評価、報告書の作成を行う。
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