2019 Fiscal Year Annual Research Report
戦前期東アジアにおける観光現象と鉄道事業の相互性に関する総合的研究
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17H02253
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
千住 一 立教大学, 観光学部, 准教授 (50409546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 恵一 駒澤大学, 経済学部, 教授 (00267387)
杉山 里枝 (石井里枝) 國學院大學, 経済学部, 教授 (00609604)
老川 慶喜 跡見学園女子大学, 観光コミュニティ学部, 教授 (10168841)
高 媛 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 教授 (20453566)
曽山 毅 玉川大学, 観光学部, 教授 (30308100)
李 良姫 兵庫大学, 現代ビジネス学部, 教授 (30545421)
高嶋 修一 青山学院大学, 経済学部, 教授 (40409561)
林 采成 立教大学, 経済学部, 教授 (40760228)
平井 健介 甲南大学, 経済学部, 准教授 (60439221)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 観光史 / 鉄道史 / 戦前期東アジア / 帝国日本 / 公開シンポジウム「帝国日本の鉄道と観光」 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画の最終年度にあたる2019年度は、「研究実施計画」どおり、これまでの研究活動の総括として公開シンポジウムを開催することを活動の主眼とした。公開シンポジウム開催に向けては、「研究実施計画」どおり、各研究組織がこれまでに取り組んできた個別研究を進めると同時に、研究組織全体としての知見を検討するために7月と11月の2回にわたって、ほぼすべての研究組織が参加する準備・検討会を実施した。 これら一連の準備を経て、12月に立教大学池袋キャンパスにて「帝国日本の鉄道と観光」と題された公開シンポジウムを開催し、「研究実施計画」どおり、海外の研究機関に所属する外国人研究者をコメンテータとして招聘するとともに、研究組織による研究の成果を一般にひろく還元した。 公開シンポジウムでは、研究組織のうち在外研究中の1名を除いた計9名が3つのテーマセッションに分かれて個別に研究報告を行い(各報告の詳細は、後述「研究発表・学会発表」を参照のこと)、各セッションにおいて関連の深い研究業績を有する研究者よりコメントをいただき、その後、フロアも含めた質疑応答を実施した。結果、公開シンポジウムでは、「研究の目的」で明記されているとおり、戦前期東アジアの各所で成立、発展、展開した観光と鉄道のあいだに看取される有機的な相互関係にまつわる事例が多く報告され、コメンテータによる指摘やフロアからの質問を経ることで、その精度はより高まったと言える。 公開シンポジウムには、観光史や鉄道史に従事する大学院生や研究者が多く参加したのはもちろんのこと、近接する関連領域からの参加者も見られ、学術交流ならびに研究課題の発展可能性という点において多大な成果を得ることができた。なお、3年間にわたる研究活動の総括として実施された公開シンポジウムの成果については、学術書のかたちでまとめられ2021年度中に公刊される予定となっている。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(20 results)