2020 Fiscal Year Annual Research Report
西田幾多郎のノート類史料の研究資料化と哲学形成過程の研究
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17H02264
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
浅見 洋 石川県立看護大学, 看護学部, 特任教授 (00132598)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上原 麻有子 京都大学, 文学研究科, 教授 (40465373)
森 雅秀 金沢大学, 人間科学系, 教授 (90230078)
秋富 克哉 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 教授 (80263169)
美濃部 仁 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (50328960)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 西田幾多郎 / 未公開ノート / 研究資料化 / 翻刻 / 日本哲学史 / 西田哲学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年9月23日の『西田幾多郎全集 別巻(「倫理学講義ノート」、「宗教学講義ノート」所収)』(岩波書店)の刊行でもって、本科研課題をほぼ達成した。併行して、西田幾多郎記念哲学館では修復された未公開ノートのレプリカを活用し、2020年度前期特別展「発見! 幾多郎ノート」、後期特別展「本になる―執筆・校正・編集」を開催した。さらに動画「西田幾多郎直筆ノートを開く①」(修復)、「西田幾多郎直筆ノートを開く②」(翻刻)、「西田幾多郎直筆ノートを開く③」(資料化の意義)を製作し、HP上で公開した。 未公開資料の一次翻刻は今年度中にノート8冊、メモ約25部を実施し、研究資料としての価値が高くないと推測される読書ノート、分類ができていないメモ類を除いてほぼ完了した。二次翻刻では、森雅秀が表紙に「村上専精 印度哲学」と記されている帝国大学在学当時の受講ノート、研究協力者の中嶋、満原、吉野が2019年度後半から第四高等学校時代の講義ノートと推定される「論理学」、「Grdanken」と表記された思索ノートに取り組んだ。 未公開ノート全50冊は「西田幾多郎ノート類デジタルアーカイブ」として、2020年度中に全画像を公開した。各ノート画像のトップページには内容の概説、作成年代の推定、頁数、形態、使用言語、書き方の体裁、出典調査の有無を記した。また、出典調査の結果を表示し、キーワード検索の他、「使用目的」「時代区分」「使用言語」など11の区分で検索できるように設計した。さらに『報告4』では「ノート全50冊の概要」を報告した。 さらに、2020年7月には哲学館所蔵の原稿類(断片を含む)32点を「石川県西田幾多郎記念哲学館収蔵品データベース」で公開した。原稿類には校正、訂正時における加筆、訂正、削除等があり、ノート類と同じように、西田の思索形成過程等の研究に関する資料価値を有している。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Book] 西田幾多郎全集 別巻2020
Author(s)
石川県西田幾多郎記念哲学館(代表:浅見洋)編集
Total Pages
444
Publisher
岩波書店
ISBN
978-4-00-092545-7