2017 Fiscal Year Annual Research Report
Extending a writing support tool for multidisciplinary research purposes and development of teaching methods and materials
Project/Area Number |
17H02369
|
Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
水本 篤 関西大学, 外国語学部, 教授 (80454768)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 悠介 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 准教授 (80409739)
今尾 康裕 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (50609378)
住 政二郎 関西学院大学, 理工学部, 准教授 (60441341)
久留 友紀子 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (00465543)
保田 幸子 神戸大学, 大学教育推進機構, 准教授 (60386703)
大野 真澄 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 講師 (50704657)
金丸 敏幸 京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (70435791)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 英語論文執筆指導 / ライティング / ツール開発 / 指導法 / 教材開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
各学問分野における国際競争力の向上が求められている中で,研究成果を英語で執筆する力の育成は急務である。しかし教室内での特定専門分野に対する英語ライティング指導にはさまざ まな制約や限界があるため,申請者らは,教室内外での指導を補完するものとして英語学術論文作成支援ツール(AWSuM)を開発してきた。本研究では,このツールの改良と拡張,及び,ツールを活用した指導法・教材の開発と評価を行う。それにより,多岐にわたる学問分野に適用可能な「ICTを活用した英語アカデミック・ライティング指導モデル」を国内外に向けて発信する。
前述の研究目的を遂行するため,研究1年目の平成29年度は,(1) 医学分野,情報分野の論文コーパス収集・タグ付け,(2) ツールの改良・拡張,(3) ツールを利用した教室内外での指導を中心に行った。医学分野,情報分野の論文コーパス収集・タグ付けは,その分野で論文を 書いている専門家の意見聴取を行い,ツール利用のために必要な本数を収集し,タグ付けできた。ツールの改良・拡張は,右側の語連鎖のみならず,左側にどのような語が用いられているのか,また,ワイルドカード検索などの機能も実装することができた。これにより,データ駆動型学習(data-driven learning)で使用されているツールに近い検索が可能になり,先行実践研究との比較も可能になった。また,タグ付けの自動化機能も継続的に検討している。ツールを利用した教室内外での指導は,授業での使用のみならず,各種国内学会でのワークショップも定期的に開催しており,これから指導法・教材開発につなげていく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度に予定されていた医学分野(Medicine),情報分野(Informatics)のタグ付けは完了し,現在,ツールの改良・拡張に取り掛かっている。授業内外での指導や各種国内学会でのワークショップも定期的に開催し,これから指導法・教材開発につなげていく予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後の研究では,ツールの改良・拡張,教室内外での指導,指導法・教材の開発に主眼をおき,その成果を2年以内に国際ジャーナルに論文として投稿する予定である。
|
Research Products
(17 results)