2019 Fiscal Year Annual Research Report
Armenians in the Early Modern Period
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17H02370
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
守川 知子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00431297)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 晋吾 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (50466421)
上野 雅由樹 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (10709538)
島田 竜登 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80435106)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アルメニア人 / マイノリティ / ネットワーク / 近世 / ユーラシア / 交易 / コミュニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の3年目にあたる2019年度には、研究計画書に記載の検討事項1「16~18世紀のユーラシアでのアルメニア人の活動実態と交易ネットワークの形成・発展過程の解明」、および検討事項2「宗教マイノリティとしてのアルメニア人のコミュニティ形成における政治権力との関係の解明」を重点的に行った。 11月には東京大学で国内研究会を開催し、秋山晋吾氏(一橋大学)と、吉村貴之氏(東京大学)「アブガリアン家の人々~戦間期から第二次世界大戦の日本社会とアルメニア系移民」と題する二本の研究報告を得た。また、海外フィールド調査として、2020年3月にルーマニア・ブルガリアのアルメニア人コミュニティ調査を計画し、先方との交渉や資料閲覧の手配などすべて準備していたが、新型コロナウイルス感染症のために断念せざるを得なかった。 研究成果報告としては、3度の国際学会や国際研究集会にて、代表者の守川が報告した(①International Conference on Safavid Studies, Esfahan University、②"Network and Urban Landscape in Historical Perspective", Cairo American University、③Ninth European Conference of Iranian Studies, Berlin University)。 アルメニア人の交易ネットワークにかかる国際シンポジウムについては、2020年5月に東京で開催予定であった65回国際東方学者会議(ICES65)でのパネル・シンポジウムとして“Armenian Communities and their Global Network from the Seventeenth to the Early Twentieth Centuries”が採択されたため、スペイン、アルメニア、アメリカから研究者を招聘するシンポジウム企画を進めていたが、同国際会議は2021年5月に延期(オンライン開催)となり、また海外からの招聘も困難となったため、報告者を一部変更して実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染症のため、2020年3月に予定していたルーマニア・ブルガリア調査が不可能となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
近世期のアルメニア商人ネットワークとコミュニティの解明のために、ルーマニア・ブルガリア調査を最優先に計画するが、新型コロナウイルス感染症の状況次第では、これまでに集めた史料を中心に進めていかざるを得ない。 また、国際シンポジウムと、日本語論文集および英文論文集の取りまとめを行い、本研究課題の成果報告として国内外に発信することに努める。
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Research Products
(13 results)