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2017 Fiscal Year Annual Research Report

多言語金石文資料の精査に基づくユーラシアの歴史と文明の国境横断的研究

Research Project

Project/Area Number 17H02399
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

井谷 鋼造  京都大学, 文学研究科, 教授 (60144309)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 豊  京都大学, 文学研究科, 教授 (30191620)
横地 優子  京都大学, 文学研究科, 教授 (30230650)
吉田 和彦  京都大学, 文学研究科, 教授 (90183699)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords金石文資料 / 西アジア / 中央アジア / 国境横断 / 多言語 / 南アジア / イスラーム / 前イスラーム時代
Outline of Annual Research Achievements

研究代表者は平成29年度において、9月にアゼルバイジャン共和国とトルコ共和国で現地調査を行なった。この現地調査において研究代表者が使用した旅費は、科研費とは別の外部資金(三菱財団研究助成金)に拠ったが、同行の連携研究者2名の旅費は科研費から支出した。二人の連携研究者は、いずれも現地の状況に詳しい専門研究者であり、この二人の協力を得て、本研究の遂行が円滑に進行した。上記2国においては陸路国境を越えるという現地調査を行ない、貴重な多言語の金石文資料多数を実見し、写真資料として持ち帰ることが出来た。特にアゼルバイジャン共和国内の金石文資料については、初めて見るものが多く、これらを解読・紹介することは西アジアの歴史研究上大きな意味を持つものと考えられる。
トルコ共和国の金石文資料紹介を合わせて平成30年度には前年度の研究成果を発表する予定である。研究分担者3名もそれぞれの研究分野で確実に研究を進めつつある。
平成30年1月には、研究協力者として、トルコ共和国ニイデ大学のメフメト・エキズ准教授を京都大学へ招聘し、金石文資料について共同研究を行なった。エキズ准教授とは平成29年のトルコ共和国での調査の際に会見し、日本への招聘を提案しておいたので、それを実現することが出来た。多言語金石文資料の現地調査においては現地研究者の協力が不可欠であり、今回の招聘は今後の研究を効率よく進めるために大きな効果があると予想される。
平成28年9月に亡くなった羽田亨一先生(東京外国語大学名誉教授)の蔵書を京都大学文学研究科へ受け入れるために、大学院生、専門研究者の協力を得て、書誌データ取り作業を完成した。この蔵書の中には多言語金石資料研究のために重要な文献多数が含まれており、この仕事が完成したことも今後の本課題研究を進める上で大きな意味がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

上記の研究実績にも記したように、これまでの研究成果が充分にあり、また研究遂行のためのノウハウも十二分に有しているために、当初の計画以上に進展していると判断できる。研究遂行上、予期せぬトラブル等に見舞われることは昨年度の場合もあったが、それによって研究計画に大きな変更を加えることが必要な事態は生じなかった。

Strategy for Future Research Activity

今後の研究推進についても当初計画と大きな変更はなく、計画に沿って充分な準備を行ない、粛々と研究を遂行していく。

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Published: 2018-12-17  

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