2020 Fiscal Year Annual Research Report
Electoral district as Political space: What the zoning provides?
Project/Area Number |
17H02483
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
清水 唯一朗 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (70361673)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
品田 裕 神戸大学, 法学研究科, 教授 (10226136)
飯田 健 同志社大学, 法学部, 教授 (50468873)
古谷 知之 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (60334322)
鎌原 勇太 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (70710268)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 日本政治 / 代表制 / 政治制度 / 政治文化 / ゲリマンダリング |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度となる第4年度は、これまでの研究成果を取りまとめ、それぞれの分野で成果報告を進め、年度末にユニットを越えた総括を行い、さらなる研究課題への方向性をまとめることを目標に研究を進めた。2020年度にはコロナウイルスの拡大により研究が思うように進まなかったが、2021年まで繰り越しを認めていただき一定程度の進捗を得た。 歴史研究ユニット(担当:清水)では、昨年までに作成した選挙区の変遷データをもとに、1890年から1993年にいたる選挙区制度の構成、変遷、影響の体系的な理解をまとめることができた。データセットについては研究代表者のWEBサイトでの公開に向けて準備を進めて、この4年間の研究内容についてまとめとなる個人報告を行った。他の研究プロジェクトで刊行した成果にもいずれも選挙区の視点を加えて議論を進めることができようになった。 戦後研究ユニット(担当:品田、飯田)では、昨年度に引き続き、データ整備を踏まえて個別事例の分析を進めた。品田は引き続き市区町村選挙管理委員会事務局の調査を継続したほか、沖縄県うるま市の選挙での自然実験を用いた新しい研究にも着手し、地理データと選挙研究の可能性を拡大した。飯田は、インターネット調査を用いて保守、革新、リベラルのイメージに関する自由記述回答をテキスト分析にかけることで、有権者のイデオロギー理解の違いを視覚化および変数化し、その実態とそれをもたらす要因、とりわけ選挙競争のあり方としての選挙区の特徴の影響について検討を行った。 理論研究ユニット(担当:鎌原)では、定数不均衡に関する実証研究を進め各選挙区への議席割当と区割りが一票の格差にどの程度影響を及ぼすのか。それらを定量化できるような一票の格差指標、すなわち議員定数不均衡指標を測定・収集したデータベースを国際学術誌に発表した。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(15 results)