2019 Fiscal Year Annual Research Report
セクシュアル・マイノリティへの適切な対応を促進する産業保健スタッフ向け研修の開発
Project/Area Number |
17H02640
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大塚 泰正 筑波大学, 人間系, 准教授 (90350371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津野 香奈美 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (30713309)
島田 恭子 東洋大学, 21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター, 客員研究員 (30781380)
藤 桂 筑波大学, 人間系, 准教授 (50581584)
松高 由佳 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (80403517)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 心理学的介入 / セクシュアル・マイノリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度までに実施した研修プログラムのパイロットスタディや専門家等からの意見聴取結果など各種の研究成果に基づき,平成31年度前半にセクシュアル・マイノリティへの適切な対応を促進する研修プログラムを完成させた。開発されたこの研修プログラムを用いて,平成31年度は産業保健スタッフ,人事労務スタッフ,ダイバーシティ推進スタッフ,管理職を対象として,無作為化比較試験(randomized controlled trial:RCT)の手続きにより介入研究を実施し,ホモフォビア・トランスフォビアに対する効果を,介入を実施しないwait list control群との比較により検証を行った。介入プログラムは4回・合計11時間であり,セクシュアル・マイノリティ,ハラスメント,ホモフォビア,トランスフォビアに関する基礎知識,当事者の話,相談の受け方についてのロールプレイ,企業等での取り組み事例紹介,アクションプラン立案から構成された。本研究の主要アウトカム評価項目はホモフォビア,トランスフォビアであった。ホモフォビア,トランスフォビアの測定には,Implicit Positive and Negative Affect Test (IPANAT),Index of Homophobia (IHP),Transphobia Scaleを用いた。また,副次アウトカム評価項目として,セクシュアル・マイノリティについての知識,セクシュアル・マイノリティに対応できる自信の程度,アクションプランの実施状況についても測定した。なお,コントロール群にはフォローアップテスト終了後に,介入群と同様のプログラムを実施した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)
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[Presentation] Sex and age differences in homophobia and transphobia among Japanese workers2020
Author(s)
Otsuka, Y., Matsutaka, Y., Tsuno, K., Fuji, K., Horiguchi, K., Iida, J., Shimada, K., & Endo, H.
Organizer
16th International Congress of Behavioural Medicine
Int'l Joint Research
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